山に呼ばれている気がする。なんだかそう思ったんです。

「山に魅了されたのは2021年の春。コロナ禍で三重の実家に戻っている間に、ふと山を見たら呼ばれている気がしたんです。無性に登りたくなって。そうして、改めて一人で山に登ってみたら、以前に登った時には気づかなかった山の美しさに心を打たれて。そこから山との向き合い方がガラリと変わりました」(小椋さん)

「山って気持ちを浄化してくれたりするだけじゃなくて、ありのままの自分を受け止めてくれる懐の深さみたいなものが感じられるんです。そういう美しさとかやさしさがある一方で、脅威とか怖さというのももちろんあって。自然の中で生きている植物や動物たちは、そういう荒波に耐えたり、打ち勝っているわけですよね。そういう姿を見て励まされるというか、救ってもらう感覚になるんです」(小椋さん)

登山開始から1時間半ほど。山頂へつづく斜面が姿を現しました。秋にはダケカンバやナナカマドが斜面を紅葉に染め、パッチワークのように山肌を彩ります。




活火山である焼岳。山頂が顔をのぞかせると同時に森林限界が訪れ、足元は火山礫に覆われた火山地形らしい地面に変化します。
山の中のあらゆるシーンで頼もしい性能を見せるのが今回着用したコロンビアの「スティーンズピーク ツー アウトドライ」。アッパーをリップストップ素材にした今シーズンのモデルは耐久性と履きやすさを両立。高いグリップ力を誇るヴィブラム「メガグリップ」を搭載しているので、濡れた地面でも安心です。さらに、コロンビア独自の防水透湿機能「アウトドライ」が水の侵入をシャットアウトし、快適な内部環境を常にキープ。
小椋さんも「自分の足で登っている感覚がありながら、グリップ感がしっかりあるので多くの人が履きやすいって感じると思います。硬すぎるとバランスが取りづらいって感じることがあるのですが、この靴はバランスがすごくいいですね。疲れも軽減されそう」と太鼓判。
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2025.10.15(水)
文=CREA編集部
写真=木本日菜乃
ヘアメイク=勝 健太郎
スタイリスト=東 美穂