山に行くことで、気づくことがある。
無事、焼岳北峰山頂に登頂!
およそ3時間の道程を経て、無事に焼岳北峰山頂に登頂。
残念ながら霞がかっていましたが、それはそれで山登り。幻想的な情景もいいもの。またトライする楽しみができました。
霞が山肌一面を幻想的に覆い、火山ならではの荒涼とした風景を際立たせる。
山に登る度に、新鮮な感動と気づきがある。登頂を終え小椋さんはそう振り返ります。
「焼岳の山容は、他の山ともまた全然違ってかっこよかったですね。北峰の山頂付近から南峰を見た時、一瞬だけ晴れたじゃないですか。その時の南峰のいびつだけど、鋭さを持っているあの造形美。自然が創り出す美しさに純粋に驚きました」
「これだから、また山に登りたくなるんですよね」と小椋さん。
「私が山に登るのは、こうしたありのままの自然と向き合えるからなんです。自然の大きな懐に抱かれることで、私自身もありのままの自分でいていいんだと思えるというか。
例えば、登山の中で、太陽の光が美しく照らす風景と出会ったとします。それまでの私は、多くの人に届く行動をしなくてはいけないとか、光らなくてはならない、と思い込みすぎていたところがあったんですが、自然の中で、その光景をよく見ると、影があるからこそ光が美しく輝いているということに気づくんです。そうすると、私も影でもいいんじゃないか、影には影の役割が、美しさがあるんじゃないかって思えるようになるんです。無理しなくていいんだって。
山の中でパッと見た景色が、自分の想いや考えとリンクする。そんな風に感じる瞬間に出会えるのが登山の醍醐味ですね」
次はどの山へ行こうか、そう考えたり調べたりするのも楽しみ。
そうした自然との共鳴を重ねることが、生きていく上での“自分の軸”を気づかせてくれる。
「こんなに目まぐるしい世の中でも、自然は変わらず四季を刻んでくれる。毎年、同じ季節に咲いてくれるお花を見たり、美しく色づく紅葉を眺めると、地に足をきちんとつけておかなければいけないんだよ、自分のペースで一歩一歩しっかり進んでいきなさいと自然が教えてくれている気がします」
地球の鼓動を感じ、自分の鼓動を思い出す。そんな秋の山旅に出かけてみるのもいいのかもしれない。
「紅葉ハイク」にも最適。小椋さんが着用したコロンビアのアイテムをチェック
紅葉ハイクの相棒に「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェルジャケット」
「雨とか風にタフなシェルってもっと固い生地という印象だったんですが、これは柔らかくて着心地がいいですね。肌馴染みがすごくいいし、蒸れる感覚もないので、汗かきの私にも頼もしい相棒になりそう。急な雨とかこれからのシーズンの紅葉ハイクとかにリュックに忍ばせておきたいです」(小椋さん)
紅葉ハイクの相棒に「ライトキャニオンミッドウェイトソフトシェルジャケット」
「フードがめちゃくちゃ被り心地いい!」と小椋さん。柔らかさと密着度がちょうどいいとご満悦。コロンビア独自の撥水機能「オムニシールド」は小雨程度ならしっかりと防水、サンプロテクション機能「オムニシェイド」も搭載しているので、降り注ぐ紫外線もカットしてくれます。この日はあいにくの曇模様でしたが、山頂付近は360度絶景のパノラマビューが広がる焼岳では紫外線対策も必須。低山でも高山でも活躍間違いなしです。
リサイクルポリエステル100%素材の「シルバーリッジユーティリティL/Sシャツ」
シルバーリッジユーティリティL/Sシャツ(8,250円)はサラッとした生地で心地よい着心地。トレッキングを快適にサポートしてくれる。
初心者でも履きやすい「スティーンズピーク ツー アウトドライ」
今回の旅のパートナーはスティーンズピーク ツー アウトドライ(18,920円)。活火山だけあって、地面は火山礫に覆われているがしっかりとグリップし登山をサポート。小椋さんも「自分の足で登っている感覚がありながら、グリップ感がしっかりあるので多くの人が履きやすいって感じると思います。硬すぎるとバランスが取りづらいって感じることがあるのですが、この靴はバランスがすごくいいですね。疲れも軽減されそう」と太鼓判。
初心者でも履きやすい「スティーンズピーク ツー アウトドライ」
山の中のあらゆるシーンで頼もしい性能を見せるのが今回着用したコロンビアの「スティーンズピーク ツー アウトドライ」。アッパーをリップストップ素材にした今シーズンのモデルは耐久性と履きやすさを両立。高いグリップ力を誇るヴィブラム「メガグリップ」を搭載しているので、濡れた地面でも安心です。さらに、コロンビア独自の防水透湿機能「アウトドライ」が水の侵入をシャットアウトし、快適な内部環境を常にキープ。
見た目もキュートな「ワイルドウッド™30Lバックパック」
日帰り登山や紅葉ハイクには「ワイルドウッド™30Lバックパック」(15,400円)。メインコンパートメントがガバっと開くパネルローディング仕様で中身の確認や取り出しも簡単。見た目もキュートなので、デイリーユースでも活躍しそう。
小椋久美子(おぐら・くみこ)
1983年、三重県出身。8歳からバドミントンを始め、2001年に全国高校選抜でシングルス準優勝。三洋電機入社後、2002年に全日本総合バドミントン選手権シングルスで優勝。その後、ダブルスプレーヤーに転向し、北京オリンピックで5位入賞。全日本総合バドミントン選手権で5連覇を達成する。2010年に現役を引退。現在は大会の解説や講演を行うほか、子供たちへバドミントンの指導を通じてスポーツの楽しさを伝えている。
2025.10.15(水)
文=CREA編集部
写真=木本日菜乃
ヘアメイク=勝 健太郎
スタイリスト=東 美穂