酷暑と言われた夏が終わり、気がつけば心地よい風が頬をなでるようになってきました。この秋は、都会の喧騒を離れ、大自然を満喫する旅に出てみませんか。

 旅先に選んだのは、長野県と岐阜県の県境にある焼岳。日本百名山にも選ばれた名峰でありながら、日帰りでの登山も可能で、多くの人に愛された名山です。五色の着物を着ているようとも称された山肌はこれからの紅葉シーズンに見ごろを迎えます。

 今回旅に出るのは「登山はバドミントンと同じくらい夢中になれた」と語るほど山登りに親しむ元バドミントン選手の小椋久美子さん。その相棒に選んだのはアウトドアブランド・コロンビアのウェアです。快適で安全な“地球の鼓動を感じる旅”へ出かけましょう。

雄大だけど、初心者にもやさしい焼岳は紅葉ハイクにぴったり

 焼岳のメインルートは3つ。中の湯温泉、上高地、中尾からの3コースですが、今回は新中の湯ルートを選択。往復5~6時間ほどのルートでありながら、樹林帯、森林限界、火山帯とさまざまな景色を楽しむことができることもあり、特に人気のルートです。

 火山活動の状況によって登山制限がされており、現在、南峰へは登頂することができませんが、撮影日当日は警戒レベル1、北峰へと登頂することは可能でした。登山の際には警戒レベルのチェックをしておきましょう。

「焼岳は百名山ということもあり、何度かトライしようと思ったことがある山だったので楽しみです。活火山ならではの山容が見られるのかなとワクワクしています」(小椋さん)

 小椋さんが登山をするようになったきっかけは9年前に登った富士山だったといいます。

「友人が富士山に登るという話を聞いて『一度登ってみたい!』と参加したんです。夕日や星空、ご来光まで見ることができて、すばらしい景色に感動しました。でも、その時は登頂したときの達成感が何よりうれしくて。選手時代の感覚に近い、というか努力すれば、一歩一歩積み重ねていけばしっかり到着するんだ、というところに感動していました。山に本格的にのめりこんだのは、もう少し後になりますね」(小椋さん)

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2025.10.15(水)
文=CREA編集部
写真=木本日菜乃
ヘアメイク=勝 健太郎
スタイリスト=東 美穂