ピラミッド前でキメたり、家のようにくつろぐ姿がたまらない!
 
イスラム教では猫は敬愛すべき動物であり、その愛情は信仰の一側面とされるそう。そのためかアラブ人には無類の猫好きが多い。ここの眼光鋭いホテルマンたちもみんな猫好きだった。
 
ブルーモスク、サグラダ・ファミリアなどといった「大物観光地」で撮る時は、僕の意気込みがノロにも伝わるのか、ピシッとポーズをキメて応えてくれる。このピラミッドの時のノロも「神って」いた。
 
ノロは僕らが傍にいれば、どこでも家と同じようにリラックスして過ごすことができる。長い移動の末に辿り着いたホテルでノロがこんな風に寛いでいるのを見ると、僕らもほっこりする。持ちつ持たれつだ。
 
「どこを撮っても絵になる」という表現がぴったりのすてきな町。しかも、そこに普通に人が暮らしている民家があって、墓地にはシャガールが眠っていたりする。この町の日常に思いを馳せながらノロと歩いた。
 
コロナのせいで海外旅行ができなくなったのは残念だが、おかげで国内のすてきな宿に目を向ける機会になった。少しずつではあるももの、国内でも猫OKの宿が増えており、本書では番外編にそんな情報も盛り込んでいる。
『世界を旅する黒猫ノロ』では、ほかにも海外旅行を堪能するノロの写真がいっぱい! 猫と海外旅行をする時に知っておきたいコトのほか、国内で猫OKの宿を探す秘策など、猫と旅するための実用情報もたっぷり盛り込まれているので、ぜひご一読を!

世界を旅する黒猫ノロ : 飛行機に乗って37ヵ国へ (河出文庫)
定価 869円(税込)
河出書房新社
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- 文=CREA編集部 
 写真=平松謙三
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