エティハド航空のリュクスな空間でゆったり休息
日本からアブダビまでは、エティハド航空の直行便が飛んでいる。UAEのアブダビを本拠地とする中東の航空会社だ。前述の『セックス・アンド・ザ・シティ2』の中にも、ラグジュアリーなファーストクラスのシーンがあるが、映画から5年、中東系のフライトはさらに豪華になって話題となっている。
今回、路線が違うということで見せていただくことはできなかったが、世界でもっとも豪華なシートのひとつ、シートと言うよりは「個室」、いや、「住居」と呼ぶべきかもしれない。エティハド航空の「ザ・レジデンス」は、リビング、バスルーム、ベッドルームの3室で構成されているという、驚きのスイートなのだ! 2014年末に、アブダビ-ロンドン間で運航を開始したばかり。いつか実物を見てみたいものである。
そして、今回私が利用したのはビジネスクラス。もちろん、こちらもとても快適だ。日本からアブダビまでのフライトは夜便なので、身体を伸ばしてぐっすり休むことができるシートは何より。ふかふかのスリッパと、キルティングと起毛のリバーシブルのブランケットも心地いい。アブダビには早朝に着くので、リゾートのチェックインまで時間が空くようなら、アブダビの到着ラウンジも使うことができる。
機内食には、懐石料理のメニューがある。海外に降り立つ直前まで日本の味を楽しむことができるのだ。日本で調理されているだけあって味もなかなかのもの。日本人キャビンアテンダントの方も乗務されているので、何かと細々と気を遣ってくださる。ワイン選びに迷ってしまったので、テイスティングをお願いしたら、ワイングラスを3脚持ってきてくださったため、好みのタイプのワインを選ぶことができた。
食後は、シートをフルフラットベッドにメイキングしていただき、ぐっすり休んだ。12時間15分のロングフライトにもかかわらず、あっという間に到着時間となったのだった。
エティハド航空
URL http://www.etihad.com/ja-jp/
Column
トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート
大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!
2015.07.01(水)
文・撮影=たかせ藍沙