中東のゴージャス国家として注目を集めるUAEの盟主・アブダビ首長国。20世紀に入って石油が発見されるとともに急激に発展したこの国ですが、つい数十年前までは、砂漠のなかにナツメヤシの木々がそびえ、ラクダやロバがのんびり歩いている場所だったとか……。そもそも首長国の歴史も、現在の首長ファミリーの先祖であるバニヤス一族が、この地で数頭のガゼルが水を飲んでいるところを見つけたところから始まると言われるほど、アブダビは広漠として何もない辺境だったのです。

都心部にありながらリゾートムード満点!

 そんな昔が嘘のように目覚ましい躍進を遂げ、アラブの伝統文化を守りながらも『アブダビ2030プロジェクト』完結へ向けて日々、変化を続けているこの首長国に、このたび3軒目のアナンタラブランド「イースタン マングローブ ホテル&スパ バイ アナンタラ」がオープンしました。

 アブダビ市街から車で約3時間進んだ広大な砂漠地帯にある「カスール・アル・サラブ」、UAEの父として人々から敬慕されている故シェイク・ザイド殿下所有のプライベート島にある「デザートアイランド」と、これまでの2軒も個性たっぷりのリュクスなリゾートでしたが、今度の3軒めもリゾート好きたちの期待を裏切らない贅沢さが話題。アブダビの都心部に位置しながらも、クリスタルブルーの美しい海にマングローブの森が広がるという、恵まれた自然環境が何より魅力です。

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