ウユニ塩湖ならではのグループ写真を撮影

オンリーワン・トラベルのトシさんが用意してくれたのは、誰もいない場所での「雲の上のランチ」。

 この日、トシさんが用意してくれたのは、誰もいない場所での「雲の上のランチ」。ウユニで長年ガイドをしてきたトシさんだからこその、360度誰も見えないような秘密の場所で、雲の上に乗っているかのような絶景ランチだった。ウユニ塩湖の自然がくれた素晴らしい体験だった。サングラスなしではいられないほどのまぶしいランチでもあったけれど(笑)。

スーパーコーディネーターのトシさん。この写真では照り返しで肌が白く見えるけれど、実際は日本人とは思えないほど日に焼けていてびっくりした。

 通常のツアーのランチは、車に積んであるイスとテーブルを並べてのビュッフェスタイル。日本では見かけないアンデスのイモや、チキン、ビーフなどとご飯というメニューが一般的だ。ランチタイムには太陽が真上にあるので日陰がない。こちらも、サングラス、帽子、日焼け止めなどで、目と肌を守る準備が必要だ。

こちらは通常の日帰りツアーのランチ風景。日陰はないものの、車があることで照り返しは少し和らぐ。

 ウユニ塩湖では、鏡のような水面を利用して、または、遠近感がなくなる純白の風景を利用して、トリックのような写真を撮ることができる。事前に小物を用意していくというのも手だけれど、何も準備をしていなかった私でも、ガイドさんの手ほどきで楽しい写真を残すことができた。

イズラエル君の指示に従ってそれぞれがポーズを取ると……。水面に映った文字が読めるだろうか。正解は「JAPAN」!

 地元の学生ガイド、イズラエル君の場合は、お決まりのポーズで写真を撮ってくれる。まずは、カメラを預け、同行のグループの皆さんとともに、並び順、ポーズなど、彼の指示に従ってポーズを取る。ポーズが決まると、人数分のカメラで撮影してくれるという段取りだ。ポーズによっては写真を撮り終わるまでにあちこちがプルプルしてきたり、服が濃い塩水で粉を吹いたように白くなったり、どれも楽しい思い出となるはず。

こちらは、半円形のポーズが水面に映って万華鏡のような形に。
「足を広げて輪になって座って、そのまま手を広げて後ろに~!」と指示されての写真。暫くすると、全員のおしりが塩で白くなっていた。乾燥しているように見えて、塩湖の表面はかなり湿っているのだ。

2015.06.26(金)
文・撮影=たかせ藍沙