「塩のホテル」は2年先まで予約がいっぱい!

ルナ・サラーダ・ホテルのレセプション横にあるラウンジ。チェックアウト後や空き時間にくつろぐことができる。

 ウユニ塩湖を観光するためのベースとなるのは、ウユニの町のホテルか、ウユニ塩湖のほとりにある塩で造られたホテルかのどちらか。前者は料金も安く選択肢も多い。直前でも、探せばたいがいは予約することができる。後者は塩のブロックで造られていて雰囲気もいい。

 料金がかなり高いにもかかわらず、後者は圧倒的に予約が取りづらい。理由はそのロケーションだ。ウユニの町から塩のホテルがある場所まで約30分、そこから水がある場所までは更に30分あまり。ウユニ塩湖までのツアーに複数回参加するとなると、往復の時間のロスが大きいのだ。

 2015年6月現在、ウユニ塩湖畔にある塩のホテルは3軒。そのうち、ルナ・サラーダ・ホテルと、オテル・パラシオ・デ・サルはやや高級めで、こちらの記事でご紹介したオテル・デ・サル・クリスタル・サマーニャはややカジュアル。

ルナ・サラーダ・ホテルのレストランには、ひとつだけ塩でできたテーブルとイスがある。ここに座りたい場合は早めにレストランに行こう。

 また、ルナ・サラーダ・ホテルは高台にあるので見晴らしがいいものの、他の2軒も2階にレストランがあったりしていい感じ。どのホテルがいいかと情報を集めて選ぶのもいいけれど、まずは空室確認をしよう。

壁もすべて塩のブロックでできている、ルナ・サラーダの客室。ウユニ塩湖側と逆側の部屋があるので、予約時にウユニ塩湖側と指定したい。

 今回宿泊したルナ・サラーダ・ホテルは、雨季に限っては翌々年まで予約が取れないという状況だった。2年先に計画を延ばすか、直前までキャンセル待ちで粘るかという選択を迫られた。

 ファーストクラスの旅としては、どうしても塩のホテルに泊まりたい! そんなとき、ラッキーなことにルナ・サラーダに宿泊するというグループに便乗させていただくことができたのだ。でも、そんなラッキーなことはいつもあるわけではないので、塩のホテルに泊まりたい場合は、とにかく予約を急ぐべし!

装飾のセンスがいいオテル・パラシオ・デ・サルのエントランス。
オテル・パラシオ・デ・サルのロビーは広々としていて居心地がいい。

Luna Salada(ルナ・サラーダ・ホテル)
所在地 A 7 km de Colchani., Uyuni, Bolivia
電話番号 +591-2-2770885
URL http://lunasaladahotel.com.bo/

Hotel Palacio de Sal(オテル・パラシオ・デ・サル)
所在地 Salar de Uyuni, Uyuni, Potosí, Bolivia
電話番号 +591-68420888
URL http://www.palaciodesal.com.bo/

【取材協力】
中南米旅行専門店 オンリーワン・トラベル

URL http://onlyone.travel/

たかせ藍沙 (たかせ あいしゃ)
トラベル&スパジャーナリスト。渡航130回超・60カ国超、海外スパ取材230軒超、ダイビング歴800本超。日々楽しい旅の提案を発信中。著書は『美食と雑貨と美肌の王国 魅惑のモロッコ』(ダイヤモンド社)、薔薇でキレイになるためのMOOK『LOVE! ROSE』(宝島社)など。楽園写真家・三好和義氏と共著の『死ぬまでに絶対行きたい世界の楽園リゾート』(PHP研究所)が4刷、台湾版も好評につき、第2弾『地球の奇跡、大自然の宝石に逢いに… 青の楽園へ』が発売中!
Twitter https://twitter.com/aisha_t
ブログ http://ameblo.jp/aisha
「たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周」Facebook
https://www.facebook.com/WRT.by.FirstClassFlight

Column

たかせ藍沙のファーストクラスで世界一周

ファーストクラスで世界一周だなんて手の届かぬ高嶺の花かと思いきや、実はちょっとの工夫でリーズナブルに実現することができるんです。アマゾン川、マチュピチュ、ウユニ塩湖、ナミブ砂漠、南アフリカ、オーストラリア、香港、インドネシア……。トラベルライターのたかせ藍沙さんが体験したとっておきの旅を、ここに公開!

2015.06.26(金)
文・撮影=たかせ藍沙