Magnificent View #551
アーナンダ寺院(ミャンマー)
(C) Albert Normandin / Masterfile / amanaimages
大小さまざまな仏教遺跡が点在する、ミャンマー中央部の街バガン。ここはカンボジアのアンコール・ワット、インドネシアのボロブドゥールと並び、世界3大仏教遺跡のひとつに数えられている。バガンを代表する場所が、アーナンダ寺院だ。
寺院が建てられたのは11世紀末から12世紀初頭にかけて。ミャンマー族最初の統一国家を築いたバガン朝の王、チャンスィッターが、ヒマラヤ山脈の洞窟にあった寺院を真似て建造した。名前の由来は、仏陀の弟子、アーナンダにちなんだものだ。
正方形の基壇の中心に黄金の仏塔が立つバランスのとれた外観は、バガン屈指といわれる美しさ。東西南北の4か所に入口と参道があり、その奥にはそれぞれ、高さ約10メートルの仏像が祀られている。それら仏像は、参拝する距離によって表情が異なって見え、遠ければ遠いほど、優しい笑顔に見えるのだという。
文=芹澤和美
