伝説のビートルズの幻影があちこちに
ビートルズ・ストーリーは、アルバート・ドックにあるビートルズの歴史をたどれるミュージアム。ジョン・レノンの妹ジュリアのナレーションによる音声ガイドは、英語はもちろん日本語を含む8カ国語を選択できる。ポールとジョンが初めて出会ったウールトンの村祭り(?!)から始まって、彼らがどんどん成長してクールになっていく様を再現してあって面白い。そして彼らがリバプールで演奏をしていたキャバーン・クラブもバーカウンターまであってなんだかタイムスリップしたよう。ビートルズ同世代からジョンと言えば丸メガネ、ポールと言えばロンドン五輪での熱唱しか知らないという世代まで、それぞれに楽しめるアトラクションだ。
The Beatles Story(ザ・ビートルズ・ストーリー)
所在地 Albert Dock, Britannia Vaults, Albert Dock, Liverpool, L3 4AD
電話番号 +44-151-709-1963
URL http://www.beatlesstory.com/
ビートルズ・ストーリーの中で当時のままに再現されているキャバーン・クラブは、いまもマシュー・ストリートにあって毎晩ライブで賑わっている。洞穴っぽい中で熱気に包まれての演奏も当時のまま。ビートルズそっくりのバンドが演奏する日もあって大賑わいだ。通りのあちこちにはビートルズのメンバーの等身大の銅像もあって、まるでビートルズ・ストリート。
そして、そこからすぐにあるハード・デイズ・ナイト・ホテルは、ビートルズをトリビュートしたホテル。クラシックな外観に比べて、中はとてもモダン。ビートルズの写真があちこちにあって、ファンには嬉しいホテル。ここ以外にも、大きなイエロー・サブマリンが館内の天井に登場するブティックホテル(ホープ・ストリート・ホテル)もある。
Hard Days Night Hotel(ハード・デイズ・ナイト・ホテル)
所在地 Central Bldg., 41 North John St., Liverpool L2 6RR
電話番号 +44-151-236-1964
URL http://www.harddaysnighthotel.com/
私は、今回はターキッシュ エアラインズのイスタンブール経由でマンチェスターから入り、コーチバスを利用して約1時間でリバプールへ向かった。ロンドンからは、列車で約2~4時間、日帰りツアーなどを利用して行くこともできる。足を延ばして、ビートルズをめぐるワンダーランド、リバプールを訪れてみては。
【取材協力】
英国政府観光庁
URL http://www.visitbritain.com/
リバプール観光局
URL http://jp.visitliverpool.com/
ターキッシュ エアラインズ
URL http://www.turkishairlines.com/
小野アムスデン道子 (おの アムスデン みちこ)
ロンリープラネット日本語版の立ち上げより編集に携わったことから、ローカルグルメや非日常の体験などこだわりのある旅の楽しみ方を発信するトラベル・ ジャーナリストへ。エアライン機内誌、新聞、ウェブサイトなどへの寄稿や旅番組のコメンテーター、講演などを通して、次なる旅先の提案をしている。
Twitter https://twitter.com/ono_travel
Column
トラベルライターの旅のデジカメ虫干しノート
大都会から秘境まで、世界中を旅してきた女性トラベルライターたちが、デジカメのメモリーの奥に眠らせたまま未公開だった小ネタをお蔵出し。地球は驚きと笑いに満ちている!
2014.10.28(火)
文・撮影=小野アムスデン道子