フランスの調理器具&家電メーカー、ティファールの秋冬の新商品発表会が開催されました。今回は、発売前の新商品のなかから、仕事や家事、育児に忙しい人におすすめの2モデルを紹介します。

全世界で700万台を売り上げた大ヒットアイテム

ティファール「アクティフライ」
希望小売価格47,037円(税抜・以下同)
※10月上旬発売予定

 会場で目を引いたのが、ユニークなフォルムのこのマシン「アクティフライ」。世界で700万台を販売したというヒット商品で、少量の油で調理ができます。日本市場向けに「揚げる・炒める・煮込む」の3つのモードを採用したのがポイントです。

 食材をムラなく加熱する「熱風循環調理」と、パドルの回転で食材をムラなく混ぜ合わせる「自動かく拌調理」で、揚げ物や炒め物、煮込み調理をオートでこなしてくれます。

「アクティフライ」のフライはフライパンの意味で、「透明ぶた」を開けるとセラミックコーティングのフライパンが装備。中央にあるパドルがモードに合わせて回転します。

「揚げる」モードは、温度が2段階で変わり、パドルの回転数も状態に合わせて変化。とんかつや唐揚げなどの調理に最適です。

 会場では、チキンカツレツを実演。パン粉に粉チーズと少量のオリーブオイルを混ぜ、チキンにまぶして「アクティフライ」に入れます。あとは、「揚げる」モードを選んで時間設定をするだけ。操作は簡単です。

「炒める」モードは、高温でパドルが常に回転。焼きそばなどを作るときに便利です。「煮込み」モードは、高温を保ったままパドルがゆっくり回転するので、カレーやビーフストロガノフなどにぴったりですね。

 実演では、カットした野菜を「炒める」モードで炒め、トマトソースを入れて「煮込み」モードを使うという合わせ技を披露。

 そして完成したのが、チキンカツレツ&プッタネスカ。チキンカツレツはカリッとした仕上がりで中はジューシー。ソースも野菜にトマトの味がしみ込んでいて美味でした。

 ふたが透明なので、調理しているところが見えるのも利点。火を使わないので安心だし、アクティフライに調理を任せて、その間に違うことができるという、家事の時短にもつながります。

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2014.07.18(金)
文=にしかわゆみこ