雑味のない香りと味わいが好評の2種類の包種茶

◆文山包種茶 400元
◆熟香包種茶 400元

 ルビーさんの実家で栽培されている茶葉。包種茶は低発酵の烏龍茶で、蘭の花のような香りが特色。ふわっとした軽い飲み心地がたまりません。

 また、やや発酵度が高めのめずらしい「熟香包種茶」もあり、こちらはフルーツのような香りがします。試飲もできるので、お好みで選んでみましょう。

上質な紅茶のような風味の東方美人茶と紅烏龍茶

◆東方美人茶 480元
◆紅烏龍茶 550元

 東方美人茶は、紅茶に近い発酵度の高い烏龍茶です。夏場に生産され、ウンカが茶葉を咬むことから蜜のような独特な香りをもちます。

 一般的には台湾北西部の新竹県や苗栗県で栽培されていますが、ここで扱うのは坪林産の東方美人茶。「金萱」という品種の茶樹で作ったもので、リーズナブルなのもうれしいところ。繊細な香りと深みのある味わいにうっとりするはずです。

 また、ここ最近、台湾で注目されている茶葉と言えば、台東県の鹿野で2008年から生産が始まった紅烏龍茶です。

 これは烏龍茶の製茶方法と紅茶の発酵技術を融合させたもので、フルーティーな香りとまろやかな喉越しが特色。店では数々の賞を受賞している「博雅齋」の紅烏龍茶を扱っています。いつもとはちょっと違ったお茶を味わってみたいという方におすすめです。

次のページ すっきりと上品なデザインの「水口」の茶器