#011 Boracay Island
ボラカイ島(フィリピン)

4キロメートル以上真っ白な砂浜が伸びる、その名もホワイトビーチ。ボートステーション3付近。

さらなる進化を果たした“世界で一番美しいビーチ”

 大小7000あまりの島々からなるフィリピン。その中央付近に位置しているボラカイ島は1990年代にBMW社の顧客アンケートで“世界で一番美しいビーチ”に選ばれ、一躍リゾーターの耳目を集めました。

 世界一の称号が与えられた理由は、あるがままの南洋の自然がたっぷり残っているから。当時はバンガローが主流で、たとえ多少の不便はあっても、施設がずらりと揃ったホテルより、美しい自然がなによりもの贅沢だったのでしょう。

 あれから約20年。今は宿泊施設もバンガローのみならず、プチリゾートや5ツ星ホテルなどがお目見えしています。快適さはアップした一方で、美しいビーチであることに変わりはありません。

ボラカイ島初の5ツ星、シャングリ・ラ ボラカイ リゾート&スパ。ホワイトビーチから離れた、自然保護区内の隔絶されたビーチにあります。

 ボラカイ島のハイライトは西側に4キロメートル以上も続くホワイトビーチ。やわらかな感触の白砂ビーチがまっすぐに伸び、沖合50メートルまで光を宿したような遠浅の海が広がっています。ビーチを縁取るようにヤシの木々がこんもりと茂り、背後は緩やかな丘へと続いています。そしてビーチ沿いにはバンガローやリゾート、レストラン、ダイビングセンターなどがずらり。

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2014.06.21(土)
文・撮影=古関千恵子