危険な香りを感じさせるワイルド系

マルティン・カセレス(Martin Caceres)/DF

「ワイルド系が好みなんだけど……」という女子。ウルグアイのイケメンの幅広さを侮ってはいけません。危険な香りたっぷりのマルティン・カセレスがいます。漆黒の長髪と奥まった目。何より特徴的なのは、短パンがやたら大きく、むしろデカパンと言った方が良いくらいなこと。そして大胆な腰ばきをしていることです。ときには短パンが下がりすぎていて危険水域に達していることも……。

 見た目はもちろんのこと、「折れた歯を手に握りしめながらプレーした」「自動車事故でクラッシュした」など、エピソードもワイルドです。

ウルグアイ(グループD)のグループリーグの見どころ

 ウルグアイは1930年に行われた第1回ワールドカップの開催国にして優勝国。1950年にも優勝しています。サッカーでは大国並みの実力があります。

 今回の攻撃陣はフォルランの他に、パリ・サンジェルマンで活躍しているエディンソン・カバーニが主軸になります。ウルグアイがいるグループDにはイタリア、イングランドという強豪がおり、「死の組」と呼ばれていますが、さて、どうなるでしょうか。

矢内由美子(ヤナイ ユミコ)
1966年6月23日、北海道生まれ。北海道大卒業後にスポーツニッポン新聞社に入社し、テニス、五輪、サッカーなどを担当。'06年に退社し、以後フリーランスとして活動。Jリーグ浦和レッズオフィシャルメディアスタッフ『REDS TOMORROW』編集長を務める。著作には『Jリーグ15年の物語 カズ&ゴンたちの時代』(講談社)、『闘莉王 超攻撃的ディフェンダー』(学研)などがあり、最新刊は『ザック・ジャパンの流儀』(学研新書)。ワールドカップ取材はブラジル大会で4回目。
twitter writer_y_yanai