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自分自身が奇跡の○○歳になって

 そう、自分の中で年齢革命を起こすこと。世の中の変化を待っているのではなく。自分自身が奇跡の○○歳になって、どんどん年齢観を変えていくことに挑んでほしいのだ。

 多分みんなでやればアッという間。一気に年齢観が動くはず。社会の仕組みも変わるかもしれない。でも動き出さなければ60代は相変わらず、NGワードである閉経後を、細々と生きている世代に見えてしまう。それが全くもって間違いであることを、自分自身で証明してほしいのだ。

 さあ、これからが本番! これからどんどんやりたいことをやるわよ! 本気でお洒落をするわよ! とばかりに自分を鼓舞して全く新しい50代60代70代を生きてほしいのだ。もちろん80代90代も。

 人は死ぬ前の10年間、不安も重圧も嫉妬も何もない、真に幸せな時代がやってくると第1章で書いたけれども、その10年間をもっと延ばす形で、閉経後というもう一つの大きな人生が待っていると考えてみてほしいのである。そう考えると、多分これからは楽しいことばかり。

 まさに逆転の人生が始まる!

齋藤 薫(さいとう・かおる)

女性誌編集者を経て美容ジャーナリスト/エッセイストに。女性誌において多数のエッセイ連載を持つほか、美容記事の企画、化粧品の開発・アドバイザーなど幅広く活躍。『“一生美人”力』(朝日新聞出版)、『なぜ、A型がいちばん美人なのか?』(マガジンハウス)など、著書多数。近著に『年齢革命 閉経からが人生だ!』(文藝春秋)がある。

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2025.09.11(木)
文=齋藤 薫