◆飛島のツバキ
瀬戸内海の中央部に位置する飛島は、大飛島と小飛島の2つの島から成り立っている島々。中でも、大飛島付近は瀬戸内海の東西の潮が離合する場所といわれ、往来する船がこの地で潮待ちをしていたと考えられています。
笠岡諸島の大飛島に自生するヤブツバキが有名で、毎年2月~3月にかけて鮮やかな赤い花が咲き、瀬戸内海に春の訪れを告げる風物詩となっています。大飛島には外周をぐるりと繋ぐ一周約4キロメートルの「ハチマキ道路」が整備されており、ツバキを愛でながらの散策も楽しめます。
見ごろの時期:3月中旬
飛島のツバキ(ひしまのつばき)
所在地 岡山県笠岡市飛島
https://www.kasaoka-kankou.jp/spot/558
◆備前市日生の「日生カキオコ」
「日生カキオコ」とは、岡山県内屈指のカキの水揚げを誇る備前市の漁師町・日生で親しまれているご当地お好み焼き。漁師の奥さんたちが、小さなカキや傷ついたカキをお好み焼きに入れて食べたのが始まりとされています。
生地にたっぷりのせられた新鮮なカキは加熱しても身が縮まず、プリプリな食感が楽しめます。とれたての生カキが使われる旬の時期、町内各所のお好み焼き店の前に行列ができる光景は、まさに日生の冬の風物詩。瀬戸内海のミネラルがたっぷりと含まれたジューシーなカキの風味をとことん堪能できる一品です。
食べごろ:11月上旬~4月上旬頃
※それ以外の時期は冷凍カキを使用
備前市日生の「日生カキオコ」 (びぜんしひなせの「ひなせかきおこ」)
所在地 岡山県備前市日生
https://www.okayama-kanko.jp/gourmet/11077
2025.01.12(日)
文=CREA編集部