■男女別の日本式温泉で泥湯の魅力を満喫

 敷地の奥には温泉ゾーンが広がっています。水着で入る温泉&スパエリアには、屋外プールや、様々な温度の浴槽の泥湯温泉、薬草湯、マッサージ器具が自由に使える休憩室などがあります。

 人気が高いのは、日本式の温泉。男女別に裸で入れる大浴場です。関子嶺温泉は湧き出た瞬間から泥湯という珍しい源泉で、泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉、弱アルカリ性のなめらかな肌触り。

 他にも塩、硫黄、植物由来の有機物など地球のミネラルも豊富で、泥を形成する成分の75%はメタケイ酸(シリカ)だそう。肌に水分を運び美肌に導くうれしい成分が詰まっています。

 湯船の横に温泉泥がありました。手ですくってみると、とろとろでなめらか。顔や体に温泉泥を塗って蒸気サウナ室に入り、シャワーで流したら、熱めの泥湯、ぬるめの泥湯、冷泉と、交互に入るとよい、と、常連さんらしきマダムが教えてくれました。まねをして実践してみると、驚くほど発汗。全身の毛穴がひらいて超すっきり。

2024.11.13(水)
文・写真=石井宏子