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「筋肉隆々で、白いTシャツをかっこよく着こなす當間ローズ」が浮かんだ

――3年間学年トップは素晴らしいですね。筋トレも高校時代に始めたのですか?

ローズ いいえ、筋トレをはじめたのは大学生になってからです。大学生になったときに、「僕は将来、どんな當間ローズになりたいんだろう」と自分で書きだしてみたら、「筋肉ムキムキ」というフレーズが出てきて。「筋肉隆々で、白いTシャツをかっこよく着こなす當間ローズ」が浮かんだので、絶対自分がイメージする憧れの自分になってやろうと、筋トレを始めました。

――中学生代の英語スピーチ、高校時代の芸能活動と学業の両立、大学時代の筋トレ……。どのエピソードも、一度決めたら絶対にやり抜くというローズさんの意志の強さを感じます。

ローズ そういう意味では、中学時代の英語スピーチが「頑張れば報われる」という僕の考え方の原点かもしれません。

 弟たちにも「自分の得意なこと、好きなことを、とにかく一生懸命やりなさい」と言っています。思いっきり頑張って評価されたら、それは必ず自分の強みになるし、心の支えにもなります。だから、まずは何でもいいから、自分の得意なこと、好きなことを頑張ってやってごらんと、弟たちにはいつも言っています。

――いいお兄さんですね。

ローズ 結局、家族の幸せが僕にとって出発点であり、すべてなんです。自分に関わった人、自分の大好きな人、愛する人が幸せでいてくれることが、僕自身の幸せでもあると思っているので、家族のことはいつも大切に考えています。

 それに、幸せは倍増していくものだと思っているので、僕のまわりにいる人たちがみんな幸せになってくれれば、僕の幸せもその分大きく膨らみます。だから、まずは自分が幸せにしてあげようと、まわりに愛を注ぎ続けているところはあるのかもしれません。

2024.10.26(土)
文=相澤洋美
写真=鈴木七絵