「創造的に食べる-EATING WITH CREATIVITY」
大昔の人々は豊かな感性で、天上にある月や星と地上にあるすべてのモノが連動していると考えました。このような考え方に合理的な説明はつけられませんが、何千年もの間、人間はこの“宇宙と私をつなぐ”営みを繰り返してきたのです。
古代ギリシャ人は、ハーブと病気と惑星と宇宙のつながりを考え、古代ローマの料理人の中には、占星術の知識を持つものもいました。月のリズムを使って創造的に食べる(EATING WITH CREATIVITY)。そんな新しい発想を生活に活かしてみませんか。
腸を整え心身を労わるメニューを
月が乙女座にある日は、目で食べたいものではなく、自分の体が欲するものを選んでください。
乙女座の月の期間は、心身のメンテナンスを行うのに最適です。
腸は乙女座が支配する体の部位ですが、ストレスと腸の働きには密接な関係があるのです。ですからこの期間は、整腸を考えたメニューで体と心をいたわってあげましょう。
乙女座の食材は……
オーツ麦、ライ麦、蕎麦粉、玄米や五穀米といった穀物類、味噌や醤油、ナンプラーなどの発酵調味料。
また乙女座の守護星は水星なので、ハーブ、ディルやフェンネル、パセリ、またザクロやヨーグルトを使った料理を食べるのもよいでしょう。
■材料(1人前)
・オートミール:20g~30g(軽めにしたければ20gで)
・好みのミルク:200cc(オーツミルク、アーモンドミルク、豆乳、牛乳を好みの配合で)
・塩:ひとつまみ (甘くしたければアガベシロップやオリゴ糖、ハチミツなどを)
・冷凍フルーツ(ブルーベリーやラズベリー、イチゴなど):適量
■作り方
(1) 鍋にオートミール、合わせて200ccにしたミルク類を入れて火にかける。
(2) 沸騰してきたら弱火にして塩、甘みをいれ、オートミールが好みの柔らかさになるまで煮る(約10 分~)。スープ状になります。
(3)器に盛り、冷凍フルーツを添える。
最近、注目されているオートミールは、植物性たんぱく質が精白米の2倍だとか。
水溶性と不水溶性の両方の食物繊維をバランスよく含み、コレステロールを排出する作用があると同時に、整腸効果にも優れるのだそう。
乙女座のシンボルは、その手に麦の穂を持つ収穫の女神・デーメーテール。ヘルスコンシャスがキーワードの、乙女座の月の日にふさわしい料理です。
また、この料理は乙女座の新月だけではなく、毎月訪れる乙女座の月の日に作ってみるのもおすすめです。
乙女座の月の日についてはムーンカレンダーをご覧ください。
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Column
創造的に食べる-EATING WITH CREATIVITY
大昔の人々は豊かな感性で、天上にある月や星と地上にあるすべてのモノが連動していると考えました。このような考え方に合理的な説明はつけられませんが、何千年もの間、人間はこの“宇宙と私をつなぐ”営みを繰り返してきたのです。古代ギリシャ人は、ハーブと病気と惑星と宇宙のつながりを考え、古代ローマの料理人の中には、占星術の知識を持つものもいました。月のリズムを使って創造的に食べる(EATING WITH CREATIVITY)。そんな新しい発想を生活に活かしてみませんか。
2024.09.01(日)
文・写真=岡本翔子