◆奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~

 初夏から夏にかけて見頃を迎える蓮の花。開花時期になると奈良市内では、蓮の花に彩られた四ヶ寺を巡る「奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~」が開催される。

 市内の多くの寺院で蓮が花開くなかで、とくに美しい花々が咲くことで知られているのが「西大寺」「喜光寺」「唐招提寺」「薬師寺」の四ヶ寺。これらの寺院をつなぐ道は「ロータスロード」と呼ばれており、その道を散策しながら四ヶ寺を巡り、境内で咲き誇る多種の蓮の花を観賞できる。

 期間中は「四ヶ寺共通 拝観券」を販売(1枚4,000円)。購入者限定でロータスロード特別御朱印が受けられるほか、オリジナルグッズや周辺地域での食事・買い物の際に利用できるクーポンが付く。

 仏教で「清浄な花」とされる蓮の花だが、西ノ京の四ヶ寺で眺めると、神秘性が一段と感じられるはずだ。

開催期間:2024年6月14日(金)~8月12日(月・祝)

奈良・西ノ京ロータスロード~蓮と歴史を楽しむ旅~(なら・にしのきょうロータスロード~はすとれきしをたのしむたび~)

開催場所:西大寺、喜光寺、唐招提寺、薬師寺
https://narashikanko.or.jp/topics/lotusroad/

◆清納の滝

 奈良県の最南部・十津川村の山中にある、落差約15メートルの「清納の滝」。豊富な水量と広い滝壺を持つ、大自然に囲まれた滝だ。

 鮮やかな新緑と青く澄んだ水の美しさはもちろんのこと、滝壺まで近づくことができ、滝水の水飛沫を間近で感じられるところが大きな魅力。別名「マイナスイオンの滝」とも呼ばれており、涼を全身で味わえる。

 また、「清納の滝」の近くには「大野出合のヴィーナス」と呼ばれる、女性の横顔に見える岩が存在する。これを見ると幸運になると言われているので、ぜひ注目したい。

清納の滝(せのうのたき)

所在地 奈良県十津川村大字高滝
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/05taki-mizu/04south_area/senounotaki/

2024.07.20(土)
文=CREA編集部