◆大歩危峡

 2億年余りの長い歳月をかけて形成されたといわれる、吉野川上流に広がる大歩危峡。

 「大股で歩くと危ない」というその名の通り、荒々しい断崖と険しい山が今も残る迫力満点の渓谷だ。

 結晶片岩が水蝕されてできた大歩危峡は、大理石の彫刻がそそりたっているかのような絶景。

 青々とした緑が清流に色を添え、渓谷美を間近で堪能できる遊覧船での川下りやラフティングもおすすめ。

大歩危峡(おおぼけきょう)

所在地 徳島県三好市山城町西宇1520(大歩危峡観光遊覧船)
https://www.awanavi.jp/archives/topics/20876

◆えびす洞

 恵比須洞は、標高52メートルの岩山の内部が波に浸食され、直径30メートル、奥行き40メートルという大きな穴がぽっかりと開いた洞門。

 この洞門の頂上部にある展望台からの眺望も素晴らしいけれど、海から迫力満点の岩肌を眺める「うみがめマリンクルーズ」もおすすめ。

 漁師18人ほどが漁や磯渡しの合間を縫って運航している漁船クルージングで、佐港を出港し、うみがめの産卵地である大浜海岸や千羽海崖、恵比須洞などの名所を、約40分かけて巡っていく。

えびす洞(えびすどう)

所在地 徳島県海部郡美波町日和佐浦41-1(うみがめマリンクルーズ)
https://www.awanavi.jp/archives/spot/2946

2024.07.15(月)
文=CREA編集部