この記事の連載

「夢が多すぎるかしら(笑)」

――そのほかの「夢」もあるのでしょうか。

 たくさんあります。多すぎるかしら(笑)。

 伝統的なお菓子には、人をもてなす力や場を和ませる力があるというのは、私がヨーロッパで学び、みなさんに広くお伝えしてきたことです。それに加えて、私の教室には日本全国からはもとより、アジア各国からも多くの生徒さんが学びにお越しくださり、たくさんの方に学ぶ楽しさや喜びをお伝えしてきました。

 国内外の多くの人々に笑顔や幸せをお届けする場をこれからも持ち続けていきたいという夢も、変わらずにあります。

 そして最近考えているのは、小さくてもいいので、ミュゼ(美術館)を持ちたいという夢です。

 ベルサイユ宮殿のようなインテリアで、見るだけで心が踊り、ワクワクするような空間を生み出し、そこで未来の夢のおもてなしをご提供できたらいいなと考えています。

『今田美奈子の優雅で幸せなひととき ~Un moment élégant et joyeux~』

 まもなく、洋菓子研究家・食卓芸術家として50周年を迎えるのを記念して、新宿高島屋4階サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコでは現代にマリー・アントワネットがいたら…と想いを馳せながら今田先生が考案した期間限定のスペシャルメニューのアフタヌーンティーをご提供するほか、フランスの古城の舞踏の間に見られる市松模様をモチーフにしたケーキをご用意いたします。

 また、4階特設会場には現代にマリー・アントワネットがいたら…と想いを馳せながらアレンジしたテーブル装飾を展示いたします。ぜひおでかけください。

 期間:6月19日(水)→25日(火)
 場所:新宿高島屋 4階 サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ、4階特設会場

← この連載をはじめから読む

2024.06.18(火)
文=相澤洋美
写真=榎本麻美