この記事の連載
- 古川毅さんインタビュー#1
- 古川毅さんインタビュー#2
どこにいても、自分は自分でしかない
──どこにいても「素」の古川さんは変わらないと。
はい。だって結局、どこにいても、自分は自分でしかないわけじゃないですか。ファンのみなさまはみな、ありがたいことに、ダメなところも含めて僕のことを応援してくださる方が多いので、「いいところもダメなところも全部ひっくるめて好きになってもらおう。それで好きになってもらえなかったら、離れていってしまっても仕方がない」というくらいの、肩の力を抜いた気持ちでいます。
──ご自分では、ご自身のどんなところがダメな部分だと思っていますか?
僕、アホなんですよ(笑)! でも、それをメンバーやファンのみなさまは「天然」とか「かわいい」と受け入れてくださるので、本当にありがたいです。
──将来結婚する相手にも、同じようにいい部分も悪い部分もさらけ出してほしいと思いますか?
どうなんですかね。実際にそのときになってみないとわかんないんじゃないかな〜。まあでも、いい面も悪い面も愛せるって確信を持てるから「結婚」に踏み切れるということなんじゃないかと思いますけどね。
夫婦って書類とか法律とか以上に、きっと見えない信頼関係のほうが大事なんじゃないかという気がします。だって、相手のことを全部知りたいと思ったら、きりがないじゃないですか。知ろうとすればするほど、お互いの信頼関係は損なわれていくんじゃないかとも思います。
──達観されていますね。独占欲とかはないのでしょうか。
ないわけではありませんが、それより自分がどうあるかのほうが重要じゃないかな。相手に求めるのは簡単ですが、言いたいことを言い合える相手であることが大事なのかなと思います。
『夫婦の秘密』
BS-TBSで1月4日(木)スタート、毎週木曜よる11時放送
放送翌日正午からはTVerとNetflixで配信
花屋を営む夫婦と近所でカフェを営む女店主、彼らを取り巻く人たちの一見、幸せそうな日常とは裏腹にダークサイドを描く、登場人物全員が裏の顔を持つ欺瞞(ぎまん)に満ちた“愛憎・闇堕ち”ミステリー。本当の自分を隠して作りあげた偽りの幸せ、1通の手紙をきっかけに裂けていく夫婦、友人の絆。次々と明らかになる秘密と裏の顔を予想のつかない展開で描く。一緒に暮らしている夫や妻が、あなたの知っている人物ではなかったら、周囲にいる友人が、あなたを陥れようとしていたら……疑惑は嫉妬や執着を生み、やがて裏切りや復讐に発展していく。
https://bs.tbs.co.jp/fuufunohimitsu/
[1話あらすじ]
1月4日(木) よる11時
脚本:武井 彩 監督:守下敏行
郊外の街で花屋「リリアス」を経営する野山穂花(臼田あさ美)と夫の雅道(豊田裕大)は、仲睦まじい様子で働いている。近所のカフェ「ルルド」では、穂花の友人でオーナーの植村翠(剛力彩芽)や雅道の友人の栗原蒼太(古川毅)、「リリアス」でアルバイトをしている三枝朱音(桃月なしこ)が楽しそうに談笑。カウンターではバリスタの小野寺真白(山下幸輝)が物静かにコーヒーを淹れている。誰もが笑顔、そんな幸せはずっと続くはずだった……。
ある日、水無瀬蘭(大月美里果)という少女が「リリアス」を訪れる。配達から戻った雅道が店先で蘭とすれ違った瞬間、何かを感じる2人。その頃、ポストに宛名のない手紙が届く。穂花が中を開けると、そこには「あなたの夫の秘密を知っています」と書かれていた−。
2024.01.04(木)
文=相澤洋美
撮影=山元茂樹
ヘアメイク=渡邊夏生