「パッケージデザイン」という資生堂パーラーの魅力

 資生堂パーラーが創業以来、憧れの的であり続ける理由の一つに、デザインの追求があります。流行に踊らされず、しかし誰もが心惹かれるパッケージデザインは、資生堂パーラーの人気を牽引してきました。

 今回「花椿ショコラ&サブレ」のデザインは、2015年にデザイナー仲條正義氏と掲げた「銀座アヴァンギャルド」を踏襲するべく、仲條氏と生前に親交が深かった服部一成氏に初めて依頼。

花椿がシンボリックに配され、濃い紫色がチョコレートの深い味わいを思わせ、商品名がストライプや花椿マークと少しずつ重なっているのも、不思議なニュアンスを感じさせます。

2023.11.22(水)
文=CREA編集部