この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

※本記事は、再公開したものです(初出:2022年11月1日)

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vol.110 マグロの納豆錦木のっけ丼

マグロの納豆錦木のっけ丼。
マグロの納豆錦木のっけ丼。

 最近、ごはんのお供のあいがけにはまってます。今回は納豆に塩昆布を混ぜたものと「錦木(にしきぎ)」。

 錦木は京都のお茶屋さんで朝食に出されるものだそうで、作り方も人それぞれ。北大路魯山人が京都のお茶屋さんで食べたといわれる錦木は、鰹節とわさびに醤油という非常にシンプルなものですが、私の錦木は大根おろしに大葉や海苔を入れた賑やかな感じで。

 錦木も人の数だけ作り方がありそうです。

 納豆は付属のタレでも十分おいしいですが、たまに塩昆布とか味噌を入れたりするのもおすすめですよ。今日は昨晩食べきれなかったマグロのお刺身ものせました。

 あ、気づけばマグロが今月2回も出てきてる。ちょっと贅沢しております。

■材料(1人分)

・マグロのお刺身:3~4枚
・納豆:1パック
・塩昆布:小さじ2
・練り辛子 ※納豆の付属品
・ごはん:適量

[錦木]
・大根おろし:大さじ3
・大葉:1枚
・かつおぶし:1pc
・焼き海苔:1/4枚
・醤油:少々

■作り方

(1) 納豆は塩昆布、付属の練り辛子を入れてよく混ぜる。錦木の材料も混ぜ合わせる。

(2) ごはんの上にマグロ、(1)をのせ、混ぜながら食べる。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

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Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2023.11.01(水)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔