オーバーサイズと全体を覆う繊細な刺繍が、モード感いっぱいのベスト
三條場氏が試着室から出て来ると、誰からともなく、溜息とも歓声ともつかない「おお……!」という声が上がった。これまでの2着とはまた違う、大人っぽく着こなせる一枚。サイズ展開は、Sサイズから4XLまで。
「女性が着るときは、こちらのベスト自体はがっつりオーバーサイズで着て、ボトムは対照的にちゃんとヒップラインを拾うタイトスカートを合わせるのがおすすめ。モードな雰囲気で着こなせます。
ヒップラインを拾わないタイプのストレートなペンシル型スカートを合わせると、全体的にほっこりしてしまうんじゃないかなと思うんです。
今回のように足元にボリュームのあるブーツを持ってくるなどして、モードに見せるために締めるところはちょっと締めたい。ベストが大きいからこそ、ほかの部分とのボリュームのバランスを大事にするのがポイントです」(三條場氏)
2023.09.23(土)
文=松山あれい
撮影=平松市聖