遊ぶところと勉強するところを分けたメリハリある収納に
遊びのスペースには色分けした収納スペースを用意しておき、子ども自身が楽しく片付けができるようにするのもポイント。「色は子どもの脳の成長に大切なものなので、子ども部屋は思いきった色使いで揃えてあげても楽しいでしょう」。
この写真のルームセットは、左側は遊び道具の収納、奥は着替え、右側は勉強スペースと、部屋のなかで役割を分けて収納をしています。勉強をしている途中で遊びに気が散ったりしないようにする工夫でもあります。「子どもの成長の過程に合わせて、夢は変わってくるもの。シェフになりたかったり、運転手になりたかったり、そういったなりたい自分になれるスペースを作るのもおすすめですよ。このルームセットに暮らすのは、壁紙や額からサッカー選手になりたいお子さんなのでしょうね」。
(左) TROFAST 収納コンビネーション パイン材 マルチカラー ¥11390
(右) STUVA 収納コンビネーション 引き出し付 ホワイト ブルー ¥12600
【インテリアデザイナーの安東史絵さんからのメッセージ】
世界に300店舗ほどあるイケアは、ほとんどの商品が万国共通。というのも人間の基本行動は変わらないから。けれども、同じ商品であっても使い方が国や地域によって異なるのが面白いところ。このローカル性を大事にすべく、店舗がある地域に住む家を訪問して、どういった暮らしをしているのかリサーチをしたうえでルームセットを考えているんですよ。お店のなかを歩いているうちに、きっとどこかに自分にフィットする部屋が見つかるはず。洋服を選ぶように部屋もコーディネートを楽しんでいただけたらうれしいです。
IKEA船橋
JR京葉線・武蔵野線 南船橋駅のすぐ目の前にあり、電車でのアクセスが抜群。店舗面積だけで約2万3000平方メートルもあり、カフェスタイルのフードコートのほか、しっかりした食事がいただけるイケアレストラン、スウェーデンフードマーケットなどもあり、ショッピングだけではない楽しみが満載。
2013.12.29(日)
中村昌代=文
三宅史郎=写真