収納上手になるための第一歩は「こんな生活をしてみたい!」と素敵な暮らしを思い描くこと。北欧・スウェーデン発のインテリアブランドイケアの店内には、ルームセットと呼ばれるモデルルームが50以上もあり、快適ライフのアイデアが満載なのです。そこでインテリアデザイナーの安東史絵さんに収納のコツを教わりつつ、IKEA船橋をガイドしてもらいました。

» 第1回 くつろぎの空間を演出する リビング収納のコツ
» 第3回 ぐっすり眠って快眠できる ベッドルーム収納のコツ

 今回のテーマは子ども部屋。北欧ならではのカラフルな家具や子ども目線で考えられた収納インテリアに注目の2つのスタイルを紹介。

子どもが自分で片付けられるようにして自信につなげる

 子どもの目線に合わせて収納スペースをつくるのがおすすめなのだそう。「クローゼットの上には大人が選んであげる洋服を掛けて、下には子どもが自分で着られる下着や靴下を置くといったように分けるのです。子ども自身で片付けができるスペースを設けることで、自分でできたという自信につながり、お片付けできる子になっていくと思います」と、インテリアデザイナーの安東史絵さん。

 また、家具をパーツごとに取り替えることもできるので、子どもが小さいうちはカラフルに、そして大きくなるにつれて落ち着いた色に替えることができます。「子どもと一緒に色を選ぶのもきっと楽しいはずです。また、子どもの動きを考えて家具を配置するのも大事なこと。高いところからジャンプをするのが好きな子であれば、窓の近くに椅子を置かないなどの工夫が必要です。自分の子どもだったらどんなことが想定されるか考えながらインテリアを選ぶといいですよ」。

(左)TROGEN ワードローブ グリーン ¥24900
(右)TROGEN チェスト ブルー ¥19900

【イケアで収納グッズを上手に見つけるコツ】

 イケアには店内のあちこちにメモ用紙とメジャー、鉛筆が用意されています。たくさんのルームセットを見て回っていると、気に入ったインテリアを見つけても忘れてしまうもの。そこで「素敵!」とピンッときたものはすかさずメモを! また店内で気に入った収納グッズを見つけたら、ぜひ紙製のメジャーを当てて寸法をメモしておきましょう。そうするとルームセットを見てまわるときに、その収納グッズがぴったり収まるインテリアをみつけやすくなります。

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2013.12.29(日)
中村昌代=文
三宅史郎=写真