収納上手になるための第一歩は「こんな生活をしてみたい!」と素敵な暮らしを思い描くこと。北欧・スウェーデン発のインテリアブランドIKEAの店内には、ルームセットと呼ばれるモデルルームが50以上もあり、快適ライフのアイデアが満載なのです。そこでインテリアデザイナーの安東史絵さんに収納のコツを教わりつつ、IKEA船橋をガイドしてもらいました。
» 第1回 くつろぎの空間を演出する リビング収納のコツ
» 第2回 片付け上手な子どもに育てたい 子ども部屋収納のコツ
今回のテーマはベッドルーム。子どもがいる家族の2つのコーディネートと収納のコツを紹介。
寝るだけではもったいない、ベッドルームは収納の宝庫
「みなさんがどのように寝ているのか一般の家庭を訪問して調べたところ、意外に小学生くらいまでは親子で一緒に寝るという方がほとんど」と、インテリアデザイナーの安東史絵さん。「そのとき、家族で”川の字”で寝るには、どういうベッドルームにしたらいいのかという相談があり、このルームセットを作ることにしました。大きめのベッドを二つ並べて、寝具に統一感を持たせるとすっきりとした印象になります」。子どもっぽさはなく、それでいて温かい雰囲気があり、家族みんなでぐっすりよく眠れそうです。
ベッドの下のスペースって、気になりますよね。「ベッドが大きくなるとそれだけ収納も増えます。ベッドの下の空間は、普段あまり使わないものを収納するのにぴったり。そして、ベッドの足もとにも寝具を収納できるボックスを置くのもアイデアです。収納ボックスの上に翌日の着替えを準備しておけば、朝の準備をぱぱっと済ませることができそうです。また収納付きのベッドもありますから、寝室の大きさに合わせて最適なベッドを選んでみてください」。
(左)STUVA 収納ベンチ ホワイトステイン ¥8990
(右)BRIMNES ベッドフレーム 収納付き ホワイト(160cm×200cm) ¥28900
【イケアで収納グッズを上手に見つけるコツ】
イケアには店内のあちこちにメモ用紙とメジャー、鉛筆が用意されています。たくさんのルームセットを見て回っていると、気に入ったインテリアを見つけても忘れてしまうもの。そこで「素敵!」とピンッときたものはすかさずメモを! また店内で気に入った収納グッズを見つけたら、ぜひ紙製のメジャーを当てて寸法をメモしておきましょう。そうするとルームセットを見てまわるときに、その収納グッズがぴったり収まるインテリアをみつけやすくなります。
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2013.12.30(月)
中村昌代=文
三宅史郎=写真