この記事の連載

目標は全ネコ様に長生きしていただくこと

 やっぱりね、できることを全力でやりきっておかないと、何か起きたときにすごく後悔すると思うんです。というのも僕自身、子どものときに飼っていた犬が死んでしまったときに、めちゃくちゃ悔やんだから。「ほしがってるのにかわいそう」と甘やかして好きなものをあげてしまったこととか、散歩中の歩き方の変化を見落としてたこととか。それらが直接の原因だったかどうかはわからへん。でも、「あのときこうしておけば、もっと生きられたんちゃうか」「ホンマに申し訳ないことしたな」って、ずっと思い返してしまうんです。だから一生懸命ネコ様方に尽くすのは、ある意味僕のためでもある。

 もちろん、日々甘やかしたくなる気持ちとの闘いです。たとえばダイエット用や医療系のフードを用意したときに「コレジャナイ感」を出されると、ガマンして食べさせるのもどうなんやろ? って迷うし。でも、将来のことを考えるなら心を鬼にせざるをえないからなぁ。やっぱり5匹ともずーっと元気でいてほしいんで。なんなら、ボケるまで長生きしてほしい。ウチのネコ様方はボケても絶対に可愛いし、介護だって喜んでやらせていただきたい!

 我が家の全ネコ様、今後も亜生は全力であなた様方に尽くす覚悟でございます。だから、どうかずっと元気でいてください! これだけは未来永劫、毎日宣言させていただきますので、末永くよろしくお願いいたします!! 『保護ネコに幸せにしてもった僕の推しネコ活』(主婦の友社)より抜粋

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亜生(あせい)

1988年7月22日生まれ、京都府出身。2012年4月、兄・昴生とお笑いコンビ「ミキ」を結成。みずから‘’ホゴの亜生‘’と名乗り「捨てネコがいる」と聞けば、可能な限り駆けつけ引き取り先を探す。現在飼っているのは、助六、銀次郎、藤、兆猛、丹猛の5匹。SNS では愛ネコだけでなく、里親を募集している保護団体の紹介や保護ネコ活動にまつわるニュースをシェアするなど精力的に活動している。


今泉忠明(いまいずみ・ただあき/監修)

動物学者。1944年東京都生まれ。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学び、文部省(現・文部科学省)の国際生物学事業計画調査、環境庁(現・環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査に参加。上野動物園の動物解説員を経て、静岡県にある「ねこの博物館」館長。おもな著書、監修書に『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店)、『今泉先生教えて!一度は猫に聞いてみたい 100のこと』(宝島社)などがある。

保護ネコに幸せにしてもらった僕の推しネコ活

定価 1,760円(税込)
主婦の友社
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2023.08.11(金)
『保護ネコに幸せにしてもった僕の推しネコ活』(主婦の友社)より抜粋
著者=ミキ・亜生
監修=今泉忠明
リード文=CREA編集部