この記事の連載

健康を守るためにできることは全部やりたい

 ネコ様愛と新しい性癖に目覚めてからは、どのネコ様にどんな態度を取られても、喜びしか湧いてけえへん♡ いや、人生どこで新しい扉が開くかわからへんもんっすね(笑)!

 その後も保護ネコ活動を通じていろんなネコ様と出会うたび、SNSで「可愛さに殺されるー!!」「入籍したいー!!」と大騒ぎしてきた僕やけど、最優先で愛情を注ぐのは俄然、ウチのネコ様でございます(キリッ)! 普段はそっけない態度でも、ちゃんと嫉妬してくれるんでね(デレ)。何より一生お世話すると決めたからには、自分にできる最善を尽くしたい!!

 このことを強く実感したんは、活動を始めて間もない頃。保護したコとウチのコを一緒にお世話しとったら、面倒見のいい銀次郎に虫とか下痢がうつってしまって……。一時保護のコにもいろいろしてあげたいけど、一番大事なのは自分の家族。「知らんかった」「配慮が足りんかった」ではすまへんなと。というか、お世話係としてアカンやつやん!! たまたま銀次郎がやさしいから何も言わんだけで、クレームもんやろ!! とまぁ、いろいろ猛反省して、速攻でお医者さんに保護ネコをお迎えするときの注意点を聞きに行きました。以降は、検査結果がわかるまでの隔離や手洗いといった、感染症対策を徹底しとります!

 その後もロールプレイングゲームのように経験を重ねていって、藤をお迎えする頃にはネコ様のお世話に少しだけ自信が持てるようになっとった(ホンマにホンマに少しだけ)。でも、兆猛・丹猛のネコエイズが発覚したときは、めちゃめちゃ悩みました。僕が責任を持って面倒を見ると決めたのはええけど、助六たちもおるし。万が一、病気がうつったらどうしようって……。

2023.08.11(金)
『保護ネコに幸せにしてもった僕の推しネコ活』(主婦の友社)より抜粋
著者=ミキ・亜生
監修=今泉忠明
リード文=CREA編集部