ハリウッドで活躍する監督、俳優、歌手……スターたちが影響を受けた映画とは? 他では聞けない、ベスト3(人によってはベスト1、ベスト2の場合もあり)を紹介します。心に沁みるコメントも一挙掲載!

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リドリー・スコット(Sir Ridley Scott)

 1937年イングランド生まれ。79年、監督作『エイリアン』が大ヒットし、アメリカに拠点を移す。『グラディエーター』('00)でアカデミー作品賞受賞。他の作品に『ブレードランナー』('82)など。最新作は『悪の法則』('13)。

1位『第三の男』('49英)

『第三の男』

「全体の雰囲気とサスペンスが見事に盛り上がったドラマ。ウィーンのロケーションと音楽もぴったりで、僕の映画のふるさと」

 第二次大戦後、ウィーンを訪れた男は親友の死を知らされ、独自に調査を開始する。

監督:キャロル・リード/出演:ジョゼフ・コットン、アリダ・ヴァリ、オーソン・ウェルズ

2位『フレンチ・コネクション』('71米)

「人間の性格が素晴らしくよく描かれていて、ジーン・ハックマンの本物の存在感が力強いストーリーをつくっている」

 巨大な麻薬取引のルートを背景に、刑事が麻薬組織壊滅に執念を燃やす姿を描くアクション映画。実在の事件がモデル。

監督:ウィリアム・フリードキン/出演:ジーン・ハックマン

2014.01.01(水)
成田陽子=取材・文
アフロ=写真提供

CREA 2014年1・2月合併号
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この記事の掲載号

運命の映画 最愛のドラマ

CREA 2014年1・2月合併号

運命の映画 最愛のドラマ

定価 670円(税込)