暑さを吹き飛ばす野菜といえば「冬瓜」!

 冬瓜といえば、夏から冬までもつことからその名がつけられているくらい滋養のあるウリ。香港では夏、滋養のためにスープにして食べるのがポピュラーです。

 実をくり抜いた器に海の幸・山の幸を入れて作る「壺蒸しスープ」は、そんなひと品。金華ハム入りのクリアな上湯スープに、鶏肉、豚肉、干し貝柱、蓮の実などがふんだんに入っています。

 スプーンで柔らかくなった冬瓜の実をくり抜きながら食べるご馳走スープです。

スタミナ食材「ウナギ」を伝統の味で

 中国・西安発祥で台湾の夏に欠かせない料理となった「三杯鶏(サンペーチー)」という料理があります。濃厚なタレとバジルの香りが爽やかな鶏肉料理を、今回はウナギで。

 バジルは台湾の三杯鶏で使われる台湾バジルのほかにスイートバジルも使っています。ホクホクになるまで揚げたにんにくや、中国のたまり醤油、紹興酒、そしてごま油をバランスよく合わせたタレはとても濃厚。脂ののったウナギのおいしさともぴったりの味わいです。

水出し中国茶のラインナップも夏の風物詩

 「龍天門」では、24時間かけて抽出した香りの高い中国茶も多種揃っています。

 しかも清涼感溢れるワゴンでのプレゼンテーションがお楽しみ。「龍天門」が選び抜いたそれぞれの香りや味を冷たいお茶で楽しみましょう。

特別な日には北京ダック付きのコースも

 また、前菜、スープ、麺まで「サマーエナジーメニュー」の料理を揃え、うれしい北京ダックも含まれるコース「サマーエナジーコース」も登場!

内容:蝦夷鮑の冷菜 上湯スープジュレ、焼き物三種盛り合わせ、蟹肉入り冬瓜とろみスープ、北京ダック(2枚)、空芯菜のガーリック炒め、鰻のスタミナ炒めバジルと共に または、牛肉とにがうりのブラックビーンズ炒め、冷やしそば、本日のデザート

 特別な日にぜひ食べてみたいお得なコースです。


 さあ、いよいよ暑さも本番。ここぞ! というときのごちそうは、するする食べられる冷たいメニューや、スタミナ源になる食材を。ホテルレストランでの時間がますます豊かになりそうです。

広東料理「龍天門」

所在地 東京都目黒区三田1-4-1 ウェスティンホテル東京2F
電話番号 03-5423-7787
営業時間 11:30~14:30 L.O.(土・日曜・祝日は11:00~14:30)、17:00~21:30 L.O.
定休日 無休
https://www.ryutenmontokyo.com/jp/

2023.07.08(土)
文=CREA編集部
撮影=榎本麻美