この記事の連載
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浮き沈みしかなかった20年でしたね
――20周年、これまで歩んできていかがでしたか。
高木 ホントね、、、浮き沈み激しかったですね。というか浮き沈みしかなかった。5,6年目でポッとテレビ出て。ギューンと下がって、サイン会で芸能界の底を見て、その反動でまた上がって。総じていえば、楽しい?
池谷 楽しかったし、学べましたね。若い頃ブレイクしたから、ちゃんと遊んでましたから。2人とも、合コンしたり、飲み歩いたり。それでしっぺ返しちゃんとくらって(笑)。今はもう気が引き締まってますよ。邪念が消えましたね。
――当時ブレイクしたときと、今。違うな、変わったなと感じる部分はありますか。
高木 今はもう本当にすべてに感謝。「ありがとう オリゴ糖」が心から言えるようになった気がします。
池谷 人生に厚みが出たというかね。
高木 たぶん、ラップネタも違うと思いますよ。それぞれ年代ごとに映像で観ると、ブレイク時の映像と今の映像では真摯さや熟練度が全然違うと思います。
池谷 はじめの時は右も左も分からない状態で、空回りしてたんですけど、今はある程度諦めがついてるというか。「何とかしなきゃ!」じゃなくて、ミスしたとしても周りに味方がいるって思えるというか。そういう風に俯瞰で見れるようになりました。昔はまったく周りが見えてなかったですからね。
――そういう意味では、今のピークが落ちていくかもしれないということに恐れや不安は抱いていないんですか。
高木 そもそも維持しようという気持ちがないですからね。そういうもんだ、っていう。
池谷 抗っても仕方ないよね。流れに身を任せるしかないんですよ。そういう意味でも俯瞰しているかも。俯瞰というか達観しちゃってますね(笑)。
2023.07.02(日)
文=CREA編集部
写真=山元茂樹