この記事の連載

 今年で結成20周年を迎え、驚愕の全国7都市サイン会ツアー「ジョイマンの全国サイン会ツアー2023 ありがとう 日本列島」を実施するジョイマン。

 一発屋芸人と呼ばれながらも、2022年の吉本興業の営業本数ナンバーワンに輝くなど、完全に再ブレイクした2人。池谷さんの大食いやジョイササイズなど、新しいニュースにも事欠かない彼らに、20周年を振り返りつつ、今の目標、そして将来の野望を聞いた。

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低迷期に迷いに迷った結果、辿り着いたのは“高木のストパー”

――浮き沈みの20年、と自分たちの芸能生活を振り返っていましたが、落ちた時には、何とかしようと模索したり、もがいたりとかはあったんですか。

高木 やっぱりありましたね。迷いというか。周りに新ネタ作ったほうが良いよと言われて、ラップネタを捨てた方が良いのかな、とか考えたり。でも試行錯誤を重ねた結果、やっぱりラップネタだな、ってところに行きつきましたね。

池谷 模索してた、迷いがあったってことで言うと、一番象徴的なのは、高木がいきなりストパーかけたことですね。

――それはジョイマンを良くする綿密な戦略会議を経て、ストパーという結論に至ったんですか。

高木 自分の頭の中では綿密な会議の結果だったんですけどね。

池谷 イタリアの真っ青なスーツ着て、ネタやろうとしてたもんな。

高木 せっかく3,4万かけてストパーかけたのに、違和感しかなくて、1か月で辞めましたね。

池谷 違和感もありすぎるし、僕も技量がないので、ストパーをいじれなかったんですよ。僕がいじらないから周りもいじれないし。あの時は「なんだこいつ」が言えないほど驚いたから。

高木 せめてお前が「なんだこいつ」言ってくれないと!(笑)

2023.07.02(日)
文=CREA編集部
写真=山元茂樹