待ちに待った、旅して家族や仲間と賑やかに楽しめる夏がやってきました!

 海外旅行もいいけれど、日本には四季の移り変わりを感じられる風景が数多く存在しています。自粛中に、そんな日本の魅力に気付いた人も多いかもしれません。

 「いつか」ではなく、今度の夏休みの旅行の参考に。私たちを待っている夏色の景色をお楽しみください!

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆大杉谷(シシ渕)

 「大杉峡谷」は、黒部峡谷や清津峡と並ぶ「日本三大峡谷」のひとつ。山々と清流が織り成す美しい自然が広がっており、「日本の秘境100選」にも選ばれている。

 峡谷内には、全長約14キロ、標高差1,200メートルの「大杉谷登山道」が整備されている。エメラルドグリーンの沢や雄大な滝を眺めながら、秘境の峡谷散策を楽しめる登山道だ。

 また、多くの見どころのなかでも、「シシ渕」の美しさは秀逸。岩々の間で清流がきらめき、その奥に滝が流れる様子は、水の芸術作品といっても過言ではない。神秘的な世界をぜひ体験してほしい。

見ごろの時期:4月下旬~11月下旬

大杉谷・シシ渕(おおすぎだに・シシぶち)

所在地 三重県多気郡大台町大杉
https://www.kankomie.or.jp/spot/23305

◆きほく燈籠祭

 「きほく燈籠祭」は、海のねぶたとも称される、東紀州の夏の風物詩。毎年異なるキャラクターをモチーフにした巨大燈籠が海に現れ、花火との盛大な競演を繰り広げる。

 巨大燈籠は紀北町内外の老若男女が毎晩集まり製作したもので、今年は幸せを呼ぶ鳥「福籠(ふくろう)」が登場する。

 フィナーレに打ち上げられる「彩雲孔雀」は圧巻で、まるで孔雀が羽を広げたかのように、夜空にたくさんの花火が一斉に咲き誇る。

開催日:2023年7月22日(土)

きほく燈籠祭(きほくとうろうまつり)

開催地 三重県北牟婁郡紀北町長島港
https://www.kankomie.or.jp/event/38011

2023.07.11(火)
文=佐藤由樹
協力=三重県観光連盟公式サイト「観光三重」