「韓国の同時代美術と工芸、そして味を巡る」旅

DAY 1

09:30 仁川空港から移動し、ソウル駅に到着

10:00 市庁 ソウル市立美術館 西小門本館にてアート鑑賞Part1

 4,000坪という広大な敷地に、樹木や石造りの歩道など散歩がてら立ち寄れる美術館。

「ここは常設展が入場無料なのも魅力。景福宮のある旧都市付近は、美術に触れやすく、私が芸術高校、大学と通って慣れ親しんだ公立美術館や、新たに誕生した私立ギャラリー、個性的なオルタナティブスペースが集まっています」

12:00 市庁 COFFEE AND CIGARETTESで一服

 市庁駅前、オフィスビル17階からの眺めと珍しいタバコの販売といったコンセプトで人気のカフェ。

「古いビル街と北漢山と仁王山をひと目で見られる景色のよさがウリ」

13:00 市庁 徳寿亭でランチ

 貞洞通り沿いにある韓食食堂。

「肩肘張らない家庭料理のメニューでいつもお客さんがいっぱい。プデチゲとイカ炒めはクセになるおいしさです」

14:00 西村 ギャラリー巡り アート鑑賞Part2:通義洞保安旅館→学古斎→Barakat contemporary→PKM Gallery

 食後は景福宮方面へ。多様で小規模なギャラリーを歩く。

「導線上にもアートスポットがたくさんあるので、ふらっと立ち寄っても。通義洞保安旅館は、同時代の若い芸術家を主軸に、古い昔の旅館をそのまま展示空間としているのがユニーク。新たに建てた隣の建物にも、展示空間とカフェ、書店、宿泊が可能な部屋を運営しているので、展示以外の空間もすべておすすめ」

18:00 西村 老子洞ソグムクイで夕食

 西村エリアで夕食。

「夕食を食べるなら、今昔入り混じって賑やかな西村エリアでぜひ! なかでも看板からレトロでぶこつなテジコギクイ(豚肉の鉄板焼き)のお店がお気に入り」

20:00 西村 mk2でくつろぎタイム

 ビンテージ家具に囲まれたカフェで食後の一杯を。

「西村エリアは素敵なカフェやバーも豊富。こちらはおいしいコーヒーにキャロットケーキ、そしてお酒も楽しめます」

DAY 2

10:00 南大門 エソン会館・ハヌコムタンで朝食

 名物コムタンで体を温めて2日目スタート。

「高級牛・韓牛をじっくり煮込んだコムタンは、牛肉の旨みがたっぷり。透き通ったスープの味わいとやわらかい肉は感動ものです」

11:00 南大門 南大門市場を散策がてらランチ

 ソウルで最も古い歴史を持つ南大門市場を訪問。なんでも揃う活気溢れる総合市場。

「市場での楽しみの一つが食べ歩き。黒蜜や野菜あんを生地で包んで焼いたホットクもいいし、カルグクスやビビンバを昼食にしても」

13:00 三清洞 国立現代美術館 ソウル館でアート鑑賞Part3

 規模の大きな美術館で現代アートを堪能。

「近隣の美術館巡りも捨てがたいですが、ここは3時間ほどかけてゆっくりと。現代アートの潮流を探ることができる展示が秀逸。展示室やメディア室、映画館、カフェ、フードコートもあるので、鑑賞後は庭園の見えるカフェでコーヒーブレイクを」

16:50 付岩洞 煥基美術館でアート鑑賞Part4

 個人美術館を見学。

「韓国のモダンアートを代表する抽象画家、金煥基(キム・ファンギ)先生の作品をメインに展示。禹圭昇(ウ・ギュスン)による建築の美も見どころです」

18:00 付岩洞 紫霞ソンマンドゥ 付岩洞本店で夕食

 旅のラストは、韓国式餃子専門店の餃子寄せ鍋でぽかぽかに。

「調味料から手作りで化学調味料を使わない淡白でやわらかい味が自慢。お店の雰囲気も温かいです」

19:30 ソウル駅で空港鉄道に乗り、仁川空港へ

●教えてくれたのは……

ソ・ダソム(そ・だそむ)さん
ビジュアルアーティスト

韓国で活動する視覚芸術家。手で行う創作を中心に、国内外で個人展やワークショップ、ビエンナーレに参加するなど幅広く活動している。
韓国在住

2023.07.02(日)
Text=Ritsuko Oshima(Giraffe)

CREA 2023年春号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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