(ジュンク堂書店三宮店 三瓶さん)

一冊の本をめぐり、神様を巻き込んでのドタバタファンタジーかと思いきや、果てなき愛の物語にもなっていてとてもおもしろかったです。「愛されてんだと自覚しな」の台詞に全てが、千年分の愛が詰まっている気がしました。

(有隣堂淵野辺店 大久保あすかさん)

人情味溢れる神々と、軽快な運びがとても気持ちよく、しかしラストは心の軽さに比して壮大な見せ場と、種明かし。気分がぱっと明るくなりました。

(芳林堂書店高田馬場店 山本善之さん)

なんと壮大な…と思いきや、スラップスティックで、ポップでキュート!

ちょっぴり切ないけれど終始愛があふれている。このさわやかさ! この軽やかさ! ずっと幸せな気持ちでいられる一冊なのだ!

(未来屋書店有松店 富田晴子さん)

久しぶりに何も考えずに、時には笑いながら、物語を楽しんだ。

杏のキャラクターがこの物語の最大の妙味。周りの人間のみならず、神との軽妙なやりとりは心弾むし、思わずニンマリしてしまうほど心和む。老若男女、全人類が楽しめる超エンタメ小説!

(六本松蔦屋書店 峯多美子さん)

あーーーーこんな作品を待ってた!!!
と、読み終えて本をぎゅっと抱きしめたくなったのは私だけじゃないはず。

なんて楽しくて、幸せな物語なんだろう……

人や神さま、それぞれの想いが入り乱れはちゃめちゃで賑やか。なのに、静かにあたたかく重なっていく幸せの心地好さ。ほんの少しの切なさと寂しさ。すべてが愛おしい。

人も神さまも、この先の千年も、みんなみんなに幸あれ!

(未来屋書店明石店 井村有希さん)

「愛されてんだと自覚しな」のセリフに撃ち抜かれました。今生の2人に幸あれ!

千年の記憶を持つ2人の愛のスケールが違いますね。この輪廻転生はやはり神様からの救いと思いたいです。しかし神様に惚れられるのは大変ですね笑

(BOOKSえみたすピアゴ植田店 清野里美さん)

タイトルの意味に気づいたとき、思わず膝を打った。ファンタジーであり、独特な世界観でありながら居心地が良く、凪のようなこの物語のなかに、ずっといたいと願ってしまった。結末のそのあとに流れる、物語のつづきを見てみたい。

2023.06.09(金)