17年間ともに歩んできたメンバーに伝えたいこと
――あらためて、メンバーに感謝のメッセージを。
LEETEUK 僕はリョウクをはじめとして、メンバー全員に「よくぞ耐えてくれた。ありがとう」と言いたいです。
グループを解散してもおかしくない瞬間が何度もあったんですが、どんな苦しい瞬間にも、メンバーには共通して「グループを守らなければならない」という思いがありました。
自分ひとりの幸せよりもグループのために頑張ってきたからこそ、ここまで来ることができたんだと思います。
RYEOWOOK 僕は、全員に「そろそろ人生を楽しんでもいいよ」と言ってあげたいです。活動が本当に忙しかったときは、あまり幸せを実感できなかったので、これからは少し肩の力を抜いてもいいと思いますね。特にイトゥク兄さんは(笑)。
――17年間で最も変わったことは?
RYEOWOOK 僕の実感としては、みんなよく笑うようになった(笑)。最初の3~4年は、控え室にいても無言で、仕事前で神経が張り詰めていたのですが、今は、健康法の話なんかで盛り上がります。
LEETEUK リョウクは、「このビタミンいいらしいよ。一度飲んでみて」とか、健康食品をよく薦めてくれます。それに、メンバーも年を重ねたので、以前より丸くなりました。より思いやりの気持ちを持つようになった気がします。
――最も楽しかった瞬間と大変だった瞬間はいつですか?
RYEOWOOK メンバーは、テレビに出ているような「ON」モードのときのほうが、生き生きして面白いんです。バラエティなんかは毎回楽しかった。収録の日だけメンバーに会いたいと思うくらい。ハハハ。
LEETEUK 僕はメンバーと一緒にいる瞬間が一番ストレスが大きいけど、一番楽しくもある。アイロニーですよね(苦笑)。
控え室には常時メンバーからスタッフまで20~30人がいるから、プレッシャーで、「うわ~どうしよう」ってなるけど、後になって考えると、そのときのことが一番記憶に残っていて。
ひとりでいるとストレスも感じないしラクだけど、グループ活動をしている方が断然楽しいです。一緒にツアーを回ったり、バラエティやイベントに出たりしていたことが、一番記憶に残っています。
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SUPER JUNIOR
歌手だけでなく俳優、MC、バラエティ、モデル、作曲など、各分野のトップスターを輩出することを目的に結成。2005年韓国デビュー。正式な日本デビューは11年。19年、メンバー全員が兵役を終え、完全体でカムバック。
LEETEUK
1983年7月1日生まれ。ソウル特別市出身。SUPER JUNIORのサブボーカルで、最年長の頼れる「特別な」リーダー。トーク力に定評がありバラエティ番組の司会などでも活躍。
RYEOWOOK
1987年6月21日生まれ。仁川市出身。高音パートに定評がありSUPER JUNIOR-K.R.Y.やSUPER JUNIOR-Mなどのユニット活動のほか、ラジオ、ミュージカルでも活躍。
『SUPER JUNIOR : THE LAST MAN STANDING』
ディズニープラス「スター」で独占配信中
出演:SUPER JUNIOR
スタッフ:監督 チェ・ジュンユン/プロデューサー イ・スマン
©SM ENTERTAINMENT Co., Ltd.
2023.03.18(土)
Interview=Hyojeong Choi
Text=Yoko Kikuchi