肌身離さずつけられるバングルを質感違いで重ねて

◆キウナ「ゴールドバングル」

 humの職人の森山朝貴氏が手掛ける「kiuna(キウナ)」。このバングルは受注生産で、一点一点ハンドメイドでつくっている。

「YGのシンプルな美しさを生かしたバングルは、ありそうでなかった逸品。腕に寄り添う楕円形で、サイズ感や太さ、留め具の機構などにこだわってつくっています。艶のあるポリッシュとマットなサテン加工の2種類あるので、質感違いでレイヤードしても素敵」(伊藤さん)

量感のあるフォルムのモダンなパール

◆ソフィー ブハイ「バロックパールのネックレス」

 淡水バロックパールの形を生かした、ボリューミーなネックレス。

「大胆なフォルムのバロックパールを繋いだネックレスは、首に丁度フィットするチョーカーくらいの長さが新鮮。金具がかわいいので、サイドに持ってきて見せてもいいですね。カジュアルからドレスアップまで幅広く活躍します」(伊藤さん)

燻したシルバーならではの黒ずんだ表情に惹かれて

◆ハム「ハムエタ ダイヤモンド チェーン」のブレスレット

 humが提案するエタニティという意味を込めた「ハムエタ」。燻したシルバーのチェーンに、ゴールドとダイヤモンドがさりげなく輝く。

「マニッシュな黒っぽいシルバーに、数コマだけゴールドやダイヤモンドがあしらわれているのが、さりげなくフェミニン。肌なじみがよく、つけ心地もまろやかなのは、高い職人技のなせる業。太さ違いで重ねても格好いい」(伊藤さん)

エスケーパーズオンライン

電話番号 03-5464-9945
https://escapers.jp/

伊藤美佐季(いとう・みさき)

ジュエリーディレクター、スタイリスト。フィレンツェに遊学、帰国後スタイリストに。つける人の個性を生かしたスタイリングは、女性誌のほか多くの女優からも支持が厚い。近著に『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』(ダイヤモンド社)
嬉しかった贈りもの:ボン マジックの先代のオーナーデザイナーの白井多恵子さんから「美佐季さんの髪の色に似合うわよ」といただいたカーキ色のパールのピアスと、形見分けでいただいたアンティークパーツでつくられた色石のブレス。今も大切な日に使っています。
Instagram @jewelryconcierge_m

※記事内のYG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、PG=ピンクゴールド、RG=ローズゴールド、PT=プラチナ、SIL=シルバーを表します。

2023.02.13(月)
Text & Edit= Miwako Yuzawa
Photographs=Masanori Akao
Styling= Misaki Ito

CREA 2023年冬号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

100年超えの名品から、最旬SDGsアイテムまで贈りものバイブル

CREA 2023年冬号

100年超えの名品から、最旬SDGsアイテムまで贈りものバイブル

特別定価960円

「CREA」2023年冬号は「贈りものバイブル」です。大切だからこそしばらく会えなかったあの人に、一年間頑張った自分に、贈りたいのはやっぱりいいもの――時を越えて愛される名品の数々です。2023年、文藝春秋は100周年を迎えます。そこで今回は、100年以上続く老舗の名店や、未来へと伝えたい価値観を掲げる新店などから、選りすぐりのギフトをご紹介。あなたのホリデーシーズンが、最高にハッピーなものになりますように!