この記事の連載

マンガ好き推薦者おすすめの4作品

◆『バイオレンスアクション』沢田 新 原作/浅井蓮次 作画

 殺し屋のケイは孤島に住み着くヒッピー集団に攫われたヤクザの娘メグの救出依頼を請ける。

「人が派手に死んでいくバトル漫画ですが油断するとほろり」(彩瀬さん)

『バイオレンスアクション』沢田 新 原作/浅井蓮次 作画

小学館 693〜715円 既刊7巻

彩瀬まる(あやせ・まる)
作家

1986年生まれ。2010年「花に眩む」で第9回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞受賞。著書に『くちなし』(文藝春秋)『森があふれる』(河出書房新社)など。

◆『波よ聞いてくれ』沙村広明

 ラジオパーソナリティとなったヒロインの奮闘を描く。

「シュールでぶっ飛んだギャグの中にもラジオに関わる人々の仕事ぶりや矜持がふいに見える」(深緑さん)

『波よ聞いてくれ』沙村広明

講談社 693~748円 既刊9巻

深緑野分(ふかみどり・のわき)
小説家

2013年に短篇集『オーブランの少女』(東京創元社)でデビュー。『戦場のコックたち』(東京創元社)『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)は直木賞などの候補に。

◆『株式会社マジルミエ』岩田雪花 原作/青木 裕 作画

 就職活動に苦戦する女子大生が出会ったのはベンチャー“魔法少女”企業。

「魔法少女が現実世界で共存し、誰もが憧れる職業になっているのが面白い」(近西さん)

『株式会社マジルミエ』岩田雪花 原作/青木 裕 作画

集英社 各660円 既刊4巻

近西良昌(ちかにし・よしまさ)
三省堂書店海老名店コミック担当

18歳で書店員になり、三省堂書店海老名店に勤務。学参担当を経て、2001年から20年以上コミックを担当。マンガ大賞に第2回より選考委員として参加。

◆『刷ったもんだ!』染谷みのる

 元ヤンの真白悠が飛び込んだ印刷業界。こだわりやクセの強い人ばかりで苦労も多いが感動もある。

「専門用語が飛び交い、印刷業界の勉強にもなります」(Sさん)

『刷ったもんだ!』染谷みのる

講談社 704~748円 既刊7巻

コミック担当S(コミックたんとうえす)
都内大型書店

コミック担当歴は気付けば30年。中堅だと思っていたらすっかりベテランの域に。マンガはまだまだ紙で買ってしまう派。なので、部屋中マンガだらけ。

次の話を読むあの時の「一途な想い」をもう一度 大人も胸キュンする少女漫画8選CREA夜ふかしマンガ大賞発表!

← この連載をはじめから読む

CREA夜ふかしマンガ大賞
10位~1位までを発表!

2022.10.16(日)
Text=Keiko Iguchi

CREA 2022年秋号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

「夜ふかしマンガ大賞」発表!

CREA 2022年秋号

「夜ふかしマンガ大賞」発表!

特別定価930円

「CREA」2022年秋号は「夜ふかしマンガ」特集です。慌ただしい日々を過ごしていると、眠りにつく前のひと時くらい、すべてを忘れてマンガの世界に没頭したくなりますよね。そこで、時代をあぶりだす社会派から、大人の胸キュン、話題の新人作品まで、ぜひ読んで欲しい名作を集めた「夜ふかしマンガ大賞」をお届けします! 今年最注目の第一位は――!?