【トリビア3】
スウェーデンの新生児集中治療室では家族が一緒に過ごしている。
早産の赤ちゃん、病気を持つ赤ちゃんが入るNICU(新生児集中治療室)での入院期間は、数カ月に及ぶこともある。母親は先に退院することになり、身を引きちぎられるような気持ちに。ところがスウェーデン・ウプサラ大学病院のNICUでは、家族が赤ちゃんとずっと一緒にいられる。キッチンとダブルベッドつきの快適なファミリールームまであるのだ。父母は交代でカンガルーケアをしてスキンシップたっぷり。退院後も治療が続くとしても、親は育児の自信バッチリで自宅に帰っていくそうだ。
2013.10.17(木)
河合 蘭=構成・文
梅津有希子=編集協力
添田あき=イラスト