そんな大変なことがあったのね、アキちゃん……

 アキちゃんは、お店の向かいにある京王バスの営業所で、生後間もない頃に捨てられていたネコ。
 雨の日、子ネコの鳴き声が聞こえて女子社員が外に出てみると、おなかをカラスにつつかれた、手のひらにのるほど小さなネコの姿が。

 すぐに保護して動物病院へ連れて行き、即手術。
 まだ飼い主も決まっていない子ネコの手術に数十万かかることが判明し、近所のネコ好きからたくさんのカンパが寄せられたという。

 手術は無事成功。その後近所の方が飼うことになり、現在に至るということだった。

手術直後のアキちゃん

「小さな体が管でいっぱいになって、痛々しかった。でも、こんなに元気になって、今じゃピンピンしてるけどね」
 と、岡本さんは当時を振り返る。

 そんな大変なことがあったのね、アキちゃん……。

すっかり元気にニャりました
獲物を狙う真剣な眼差し
スタッフの岩瀬さんが作ったダンボールハウス

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2013.09.30(月)