いよいよ夏本番、抜けるような青空と緑が眩しい季節の到来です。四季があり、自然の移ろいを感じられる日本には、この季節、この土地でしか見ることのできない絶景が数多く存在しています。

 そんな「夏の絶景」を集めた「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年夏篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。

 各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく夏色の景色をお楽しみください。

 今回は、兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」担当者が選ぶ、夏の絶景をご紹介します。

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆須濱神社

 姫路市林田町の山麓にある西池(鴨池)に鎮座する須濱神社。江戸時代のはじめに築造された、ため池にぽつんと佇む小さな神社で、池の水面に爽快な夏空や周囲の緑が映し出されると、まるで空に浮かんでいるかのような幻想的な光景が広がる。

「1617年、林田藩祖・建部政長が干害を防ぐために水を引き、水の神『市杵島姫神』を祀ったのがはじまりとされる神社です。

 水面に浮かぶ社殿へと、まっすぐ延びる道は、まるで別世界へと誘うアプローチのよう。近年ではSNS映えスポットとして、多くの観光客が訪れています」(兵庫県公式観光サイト「HYOGO!ナビ」担当)

須濱神社(すはまじんじゃ)

所在地 兵庫県姫路市林田町中構344
https://www.himeji-kanko.jp/spot/268/

◆新舞子浜

 新舞子浜は近畿随一の遠浅の海岸で、瀬戸内の島々を一望する浜辺は、潮干狩りや海水浴を楽しむ人たちでにぎわう有名なビーチ。

 干潮時には500メートル以上にも及ぶ美しい潮だまりが砂浜に広がり、朝陽や夕陽に照らされた幻想的な干潟はカメラマンからも人気だ。

 「瀬戸内海国立公園内にあり、白砂青松の美しい遠浅の海岸で海遊びが楽しめます。

 潮干狩りも人気で、アサリのほかハマグリやマテ貝など種類豊富な貝がとれます」(「HYOGO!ナビ」担当)

新舞子浜(しんまいこはま)

所在地 兵庫県たつの市御津町黒崎1414 
https://www.hyogo-tourism.jp/spot/result/323

2022.07.25(月)
文=佐藤由樹