キャンパス内のアートスポット
◆大学を象徴する存在! 大隈記念講堂
早稲田大学の創設者である大隈重信氏を記念して作られたゴシック様式の建物で、早稲田大学というとこの建物を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
建物正面は坂になっているので、坂の上から眺めるのもおすすめです。
春先には坂一面をピンクに染めるツツジや、秋には黄金のイチョウ並木とのコラボレーションも楽しめます。通常は外から眺めることしかできませんが、大学が実施しているキャンパスツアーなどに参加すれば講堂内も見学することができますよ。
◆村上春樹の世界観に浸れる「村上春樹ライブラリー」
国際文学館(村上春樹ライブラリー)は、2021年10月に誕生しました。
既存校舎のリノベーションを手がけたのは建築家の隈研吾氏。真っ白で無機質な建物に木製の庇(ひさし)が植物のようにからみつく独創的な外観が印象的です。
こちらでは、村上春樹氏から寄託・寄贈された書籍や執筆関係資料、レコードなどを収蔵するほか、オーディオスペースやポケットパーク、カフェなどもあり、様々な角度から文学に触れることができます。
新型コロナウイルス対策にともない、現在は事前予約制(一部当日受付)ですが、地下1階のカフェは自由に出入りすることができます。
村上春樹氏はジャズ喫茶を経営していたことでも知られますが、カフェには、当時店で使用されていたグランドピアノが設置され、ミニコンサートが開催されることも。
気候のいいこの時期は、外のテラス席で花や緑を眺めながらくつろぐのもおすすめです。
国際文学館(村上春樹ライブラリー)
2022.05.14(土)
文=佐藤俊輔
撮影=今井知佑