こんにちは、新人美容研究家のにらさわあきこです。

 冬からの乾燥で、今の季節は普段以上に髪がダメージを受けやすくなっていますよね。

 私も、毎年この時期は、必ず髪が傷みます。

 髪が傷み始めた時にオススメなのが、いつものケアに「ちょい足し」する方法。

 最近もパーマをかけて、パサパサになった髪を「ちょい足し」でよみがえらせました。

 とても簡単でコスパもいいので、ご紹介します。


●「変える」のでなく「足す」

 髪の回復を目指したい時にまず考えるのは、シャンプーやコンディショナー、トリートメントを変えることですよね。

 しかし、私は髪を傷めたくないので、ことヘアケア商品に関しては、新しいものに手を出すのには慎重です。

 特に傷んでいる時は、髪の状態が悪いだけに、「合わないものを使ったら、取り返しがつかなくなるかも」と、躊躇の気持ちがより強い。

 そこで、行うようになったのが「チェンジ」するのではなくて、「足す」こと。

 いつものケアに、スペシャルケアを「ちょい足し」したのです。

 すると私にはとても良く、以来、髪が傷んだら、まずは「ちょい足し」するようになりました。

 中でも良かった2つの「ちょい足し」をご紹介しましょう。

●トリートメント剤に「ちょい足し」

 2つに分けるのは、髪のダメージ別にオススメが2つあるから。

 ひとつは、ストレートヘアでダメージが初期の時に行うもの。もうひとつは、パーマ時やダメージが強めの時に行っている方法です。

 まずは、ダメージ初期用の方法から。

 髪がストレートの状態で、ダメージがまだそれほどでなく、「傷んできたな」と感じ始めた時に私が行っているのは、ケラチン配合美容液の「ちょい足し」です。

 これは、以前、仲良しの編集さんがすごく髪がキレイになって登場したことがあったので、「何かした?」と聞いて教えてもらって以来、3~4年は続けている方法です。

 具体的な方法は……

 ケアの方法は、普段と全く同じでOK。

 適量を手に取って、いつものように、髪につけて流すだけ。

 私はロングヘアになって以来、この方法でケアを続けていますが、ストレートヘアならば、「傷んだな」と感じてすぐにこの「ちょい足し」を行えば、1~2回でツヤが戻ります。

 なお、ケラチンというのはタンパク質の一種で、髪の主成分だと言われています。

 もしかしたら、傷んだ髪はケラチンが不足しているので、トリートメント剤に加えることで髪が補修されて、状態が良くなるのかもしれません。

 私は現在、100mlのものを購入していますが、この量で半年くらいはもつのでコスパも良いと思います。

●トリートメント作業を「ちょい足し」

 続いては、ダメージが強めの時やパーマヘア時に行っている「ちょい足し」です。

 実は先日髪全体にパーマをかけたのですが、そのせいで髪が絡まりやすくなり、パサパサになりました。

 そこで、上記よりも少し強めの「ちょい足し」をしました。

 すると、1週間ほどでまとまりが戻ってきたので、皆さまにもオススメする次第です。

 具体的には、通常のトリートメントの後に、もう一度、毛先だけにトリートメントを「ちょい足し」するもの。

 普段のトリートメントの上に「オンして使う」のではなくて、一度流してから、「再度毛先にトリートメントする」のです。

 私は、毛先専用のトリートメント剤を使っていますが、毛先にほんのちょっと使うだけで、本当に髪がサラッサラになるので、とても気に入っています。

 使うのは少量ですが、毛先につけた後コームで伸ばすので、サラサラになるのは毛先だけでなくて、髪全体。

 根本から毛先まで保護された感じが増して、手触りがぐんと良くなります。

 ……以上、ご紹介した2つの「ちょい足し」は、普段のケアに「ほんのちょっと」足すだけなので、手軽だし、コスパもまずまずです。

 髪が傷んだ時だけでなく、デイリーに行うのもオススメなので、「ちょい足し」というアイデアをぜひ心に留めておいてくださいね。

にらさわあきこ

文筆家、美容研究家。NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛や結婚、美容について取材・執筆を続ける中、2019年から美容活動を強化。簡単&ラクに綺麗になるための情報をブログやインスタ、雑誌ウェブなどで発信中。著書に『未婚当然時代』(ポプラ新書)。『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)など。
インスタ:@akiko_nirasawa_beauty、ブログ:『美活☆365日 簡単&ラク~に綺麗になろう!』

Column

にらさわあきこの日々是実践美容道

 新人美容研究家のにらさわあきこが取り組む美容道。アラフォー超えて、本格的に真剣に取り組むことになった「美容体験」や「美容習慣」の考察記。

2022.03.27(日)
文・写真=にらさわあきこ
商品撮影=釜谷洋史