ちょっとした工夫で普段のごはんがおしゃれにレベルアップするテクニックを、2人のエキスパートに教えてもらいました。
今回は「演出の工夫でセンスアップ」。
型にはまらない斬新な発想でシックな大人のおもてなし
白いお皿やガラスの器に一見さり気なく盛りつけられた渡辺康啓さんの料理は、シンプルなのに、驚くほどスタイリッシュ。
「料理をセンスアップさせて見せるポイントは“色使い”、“切り方”、“盛りつけ方”の3つ。食材を切る時は大胆に素材そのものの形を生かしたり、逆にまったくくずして別物に。またゴージャスに見せようとして色とりどりに盛りつけるのではなく、1色もしくは同系色のグラデーションにまとめたり……。ほんの少しの発想の転換で、いつもの料理が全然違って見えるはず」(渡辺さん)
今回教わったのは、日常を非日常に変えてしまう、“目からウロコ”のテクニック。が、どれも簡単で、すぐに実践できるものばかりだ。
センスアップできる演出テクニック
教えてくれたのは……渡辺康啓さん
1980年生まれ。アパレル業界から転職し、2007年に料理家として独立。二子玉川のスタジオでの料理教室をメインに活動しながらファッション誌での連載、予約制の料理人など、常に新しい試みに挑戦している。著書に『5分/15分/30分の料理』(マガジンハウス)。www.igrekdoublev.com
2013.07.28(日)
cooking:Yasuhiro Watanabe
photographs:Akio Takeuchi
styling:Yasuhiro Watanabe
text:Mina Ihara(Primadonna)