●お肉の柔らかさに感激のビーフシチューが完成

 さてさて、友人に振る舞う料理をどれにしようかと付属のレシピブックから選んだのが、「ビーフシチュー」。ごちそう感があり寒い時期にもぴったりなメニューですし、何よりビーフシチュー作ったの⁉ と言われたい! …という気持ちが大きくこちらに決定しました。

 下準備として、牛肉やニンジン、タマネギ、マッシュルームといった具材をバターなどで炒めます。水、ブイヨン、デミグラスソースを混ぜ合わせておき、具材と共に内鍋へ入れたら蓋を閉め、レシピブック通りにオートボタンで設定してスタートを押せば調理開始。あとは放っておくだけ。

 50分ほどすると加圧が終わり終了音が鳴ります。蓋の上部にある加圧ピンが上がっていると加圧状態で、下がると加圧終了のサインです。

 蓋を開けたら、そこへデミグラスソースと味噌を入れ混ぜ合わせ、蓋を閉めてマニュアルボタンで「温めなおし」を選んだら再びスタート。10分ほどで終了音が鳴り、あとは塩コショウで味を整えれば完成です。

 出来上がったビーフシチューは、牛肉がまぁ柔らかいこと。高級なお肉ではないんですが、こんなにもホロホロになるなんて、さすが圧力鍋です。

 そして、特に感動だったのがジャガイモ。煮物料理の場合どうしても煮崩れしてしまうんですが、ちゃんと形を残しながらも味はしっかり染み込んでいて、これはかなり驚きでした。煮崩れしないと盛り付けた際の見た目が全然違いますよね。

 牛肉も野菜も素材それぞれの持ち味がちゃんと閉じ込められていて、これも圧力鍋の良さかと関心。仕上げに加えた味噌もいい仕事ぶりを発揮しコク深い味わいで、これならグルメな友人もきっと喜ぶはず。

 下ごしらえを行い、鍋に食材を入れ、スイッチオン。この3ステップで、本格的な料理が完成するなんて、もっと早く使っていればとちょっと後悔したほどです。

2022.01.15(土)
文・撮影=百瀬 恵(Five Star Corporation)