米倉涼子×綾野剛インタビュー Netflixドラマ「新聞記者」で魅せた “事実と虚構の共演”

SYO

CULTURE

2022.1.13

現場で一緒だったのは4日間くらい

――最近、当たりだった！と思われた作品はありますか？

米倉　ずっと韓国ドラマをみんなに薦められていたのですが、全然違う作品ばかり観ていたんです。そんなとき、たまたま観た「イカゲーム」が面白くて、そこから「愛の不時着」に行きました。一気にハマっちゃって、3日で見終えちゃいました(笑)。

――「愛の不時着」は各話1時間以上で全16話。かなり没頭してご覧になっていたんですね。

米倉　はい(笑)。面白かったですね。遅すぎですが……(笑)。

綾野　僕が米倉さんにお勧めしたいのは、「ペーパー・ハウス」ですね。

米倉　観た観た。

綾野　えっ全部？

米倉　もちろん！「ペーパー・ハウス」がNetflixのドラマで一番好き！

綾野　さっき「ようやく『101匹わんちゃん』を観た！」という話をしていたので……(笑)。

――藤井監督も「ペーパー・ハウス」がお好きですよね。

綾野　3人とも共通していますね。あとは「FORMULA 1: 栄光のグランプリ」というドキュメンタリー。あれは本当によくできています。

米倉　それも観た！　面白いよね。

――現場でも結構おすすめ作品をシェアされたりしたのでしょうか。

米倉　現場では「クイーンズ・ギャンビット」の話をしましたね。

綾野　しましたねー。すげぇ金がかかってる……って(笑)。

米倉　そうそう(笑)。でも、今回は(登場人物の)それぞれのパートで物語が展開していくから、綾野さんと現場で一緒だったのは4日間くらいだったんですよ。神楽坂と名古屋と公園と……。

――出演者の方々が現場で一緒になる機会はあまりなかったんですね。

綾野　すごく距離が離れているか、すごく近いかのどっちかでした。

――ちなみに綾野さんは、どんなリフレッシュをされていますか？

綾野　ご飯。

米倉　さっき私の「マッサージ」って答えで笑ってたのに、同じくらい普通じゃん(笑)。

綾野　確かに(爆笑)。

　今回の役柄は精神的にも肉体的にも非常にきつい役でしたが、撮影中はずっと楽しく、熱狂していたんです。米倉さん、流星くん、藤井監督、皆で創りあげたこの作品を、みなさんがどうご覧になるのか。とても楽しみです。

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米倉涼子(よねくら・りょうこ)

1975年8月1日生まれ。神奈川県出身。モデルとして活躍後、99年に俳優デビュー。以降様々な作品で主演を務める。最近の主な主演作にドラマ「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」、松本清張ドラマスペシャル「疑惑」、舞台「SHOWTIME」、日本語吹き替えにて映画『ブラック・ウィドウ』など。ミュージカル「CHICAGO」で11月に4度目のブロードウェイ公演、12月に凱旋公演(東京)を予定している。

綾野剛(あやの・ごう)

1982年1月26日生まれ。岐阜県出身。2003年「仮面ライダー555」で俳優デビュー。最近の主な主演作にドラマ「MIU404」、「アバランチ」、映画『影裏』、『ヤクザと家族 The Family』、『ホムンクルス』など。

Netflixシリーズ『新聞記者』
2022年1月13日(木)よりNetflixにて全世界同時独占配信