日の出を拝むというのは、元旦だけに限らず、ありがたさや喜びを感じる行為ですよね。まもなく新年を迎えますが、台湾にも神々しい日の出を拝めるおすすめスポットがあります。

 2022年の初日の出は、日本にお住まいの皆さんは台湾で観賞いただくことは難しいですが、2023年の初日の出は台湾で拝めますように! との願いを込めて、4回に分けて紹介します。

【ご来光スポット03】合歓山

標高約3,400メートルから雲海とご来光を楽しめる

 標高約3,400メートルを誇る合歓山北峰にあるビジターセンター脇からは、眼下に広がる雲海から昇る朝日を鑑賞する、という贅沢な体験ができます。

 日本では考えられないと思いますが、台湾では、この標高の場所まで車での移動が可能。歩いて登らずとも、車で気軽にこの“究極のご来光”を拝むことができます。

 なお、元旦頃は、このエリアには雪が降るので、初日の出を楽しみたい場合は、雪と防寒対策をお忘れなく。

 ビジターセンターの少し下、標高約3,200メートルに位置する宿泊施設「松雪樓」の入り口横からも、朝日を楽しめます。

 標高が低い分、太陽が姿を現す時間が遅くなりますので、“日の出感”は若干損なわれますが、こちらでは、壮大な水墨画のような風景から昇る、また違ったご来光を拝めます。

合歓山 ビジターセンター

所在地 南投縣仁愛郷松原巷11號
アクセス 高鐵台中駅から車で約2時間30分

2021.12.31(金)
文・撮影=矢作晃之